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イザベラ反省する

 ひー、サイラスおじ様怖いです!

 だって何でもするって言ってくれたから、一応聞いてみただけなんです!

 さすがの私もそこまで図々しく無いですよ……たぶん。


「宰相様、いいんですよ。私は解毒が出来るんです。

 なのでもし毒を盛られたときは言ってくださいね。ふふふ」


「凄いですね!妃殿下がいれば王家も安心ですね!

 解毒はその場にいないと出来ないんですか?その場にいなくても、魔石に力を込めていたら解毒剤になったりするんですか?」


「それは……どうでしょう?試してみたいと思います」


「その場合は魔石を当てれば解毒できるのかしら?

 それとも粉末にして飲んだ方がいいんでしょうか?気になりますね!

 でも、もし出来れば妃殿下がいなくてもすぐに解毒出来るので助かる可能性がグッと上がりますね!

 騎士団なんかにも持たせてもいいし、海外公務の時でも安心ですね!


 街の診療所にも置いていたら、毒キノコや毒のある植物、魚等を間違って食べてしまった人も助かりますね。

 魔物に噛まれた毒にも効くのかしら?ふふふ、人命を救える魔力なんて、本当素敵ですね!」


「あの、陛下……大変申し訳ありませんが、私も御前失礼いたします。薬か魔石の研究者の元へ行って参ります」


 あらら、第二王子妃様も脳筋何でしょうか?行ってしまいましたね……解毒魔石……欲しかったです。

 完成したら1つ貰えないかな?


「くっくっく、全くあの夫婦は。

 しかし、誠に面白い令嬢だな。また城へ遊びに来るといい。

 アイザックにセドリック、来週から待っているぞ。

 イザベラ嬢は社交界デビューはまだだったよな?デビュタントでエスコートするのが楽しみだな。くくく

 では、本日はここまでだな。伯爵に子爵、期待しているぞ」


「「はい、ありがとうございました」」


 デビュタント……デビュタントですって!?そうでした!お父様が伯爵になったと言うことは、私も社交界デビューするんですね!

 あぁ、憧れの王宮舞踏会……ぇぇぇぇえー!待って、ドレス間に合うかしら!?

 秋にあるはずなので、あと10ヶ月位ですね……

 でも春までにお店に出すドレスや販売用のワンピースやスカートを作って、秋までにデビュタントのドレスをハンナの分と2着とか……やっぱり人を雇うしかないですね。

 そう言えばジニーは裁縫はどうでしょう?聞いてみなきゃです!あとダリウス様に靴も作って貰わなきゃですね!

 さっそく帰ってデザイン画を……いえ、先にレンタル用のドレスのデザイン画を……ぁぁ、時間が足りない!


「あの、イザベラ嬢。私に何かお願いがあるとか……」


 は!?アラン様の事をすっかり忘れていましたー!


「そ、そうなんです!よかったら公爵家へ一緒に来ていただけませんか?」


「今絶対忘れてましたよね?くっくっく」


 く……さすが鋭いです。聞こえないふりして馬車へ向かいましょう。何だか後ろからクスクス笑う声がしますが、きっと気のせいですね。

 さて、お店の照明のデザインはどうしましょう?とりあえず多目にガラス玉を作って貰ってればいいかな?

 店舗用に10個くらいと、応接間にトイレに休憩室にキッチンにアトリエに……30個位でしょうか?

 全部で40個……待てよ、販売用にも欲しいし、新居にも欲しいので……全部で200個位お願いしましょう!

 明るさはお姉様より暗めの蝋燭より少し明るいくらいでいいかな?ふんふふんふふ~ん。



 ごめんなさい……お姉様が軽々こなしていたので、まさかこんなに体力を消費させてしまうなんて思わなくて……

 魔力を使い果たしてぐったりしているアラン様は、結局公爵家にお泊まりになりました。

 と言うか意識が朦朧としているようです……


 お母様はもちろん、お父様にサイラスおじ様にまでこってり絞られてぐったりです。

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