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明日の君に音楽を  作者: カオス
一小節目
1/12

イントロ

 ───彼女は飛んだ。


 あの大空のずっと高く、消え入るような雲の中へ。


 君と歩いた街も、君が好きだったカフェも何も変わらない。


 真上に燃え盛る太陽も、夜の闇に輝く満月も時間が止まってし

まったかのように変わらない。


 時間だけは何もせずに過ぎるのに、僕の中の時計だけは大事なネジが外れてしまっている。


 世界にとっては一人の死なんて些細なことだけど、まるで陰の世界に足を踏み入れたように僕には衝撃的で。


 色を失った僕は何をすれば良いのだろう。


 人の感情なんて直ぐに変わるものなのだろうか。


 人の考えなんて直ぐに変わるものなのだろうか。


 心の内に降り積もった君との思いでが腐っていき、全身を蝕んでいく。


 君は何を思い、何を感じこの世を去っていったのだろう。 


 僕は何を思い、何を感じこの世を生きていけば良いのだろう。


 僕に残ったのは限りなく風化していく思い出と音楽だけ。


 君のようにどんな時も傍に寄り添ってくれた───音楽だけ。


 せめて君が大好きだった音楽を僕は続けていく。


 美子───僕は、もう一度「恋」ができますか?



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