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#55島内観光

ようやく島内へ入った一行は、街の大通りを歩いていた。


「近くで見ると、本当にすごい街だな・・・」


ここの街並みは、大通りは人で溢れ、店先には色々な商品が並び、道はキレイに

舗装され、ゴミ1つ落ちておらず、貧民も乞食もいない。


その光景は貴族たちにとって信じられないものだった。ローマなどの

大都市でも、職や恵みを求めるために来た貧民や乞食がいて、道にはゴミや

汚物などが散乱している。一方、パンテレリアは、上下水道が整備され、

清掃員が毎日道を掃除しているため清潔である。更に、建物までも

精度が違う。鉄筋コンクリート造りの建物は、石造りよりも頑丈であり、

高層ビルが建てやすい。そのため、高層ビルが多い。

更に、建築技術も日本皇国の方が上回っているため、短期間で高品質の

建築物が出来上がる。


日本皇国からしたら、ただの地方都市でしかないが、ローマ帝国から見ると

大都市である。


貴族たちは店先を覗いてみるが、どれも見たことのない珍しい商品ばかり。

とても買う気にはなれなかったので、商店街から抜けた。


「全く、日本皇国の国力はどうなっているんだ?」


商店街を抜けた先には、ショッピングモールやデパートが建ち並ぶ地区がある。

それを見た時、貴族たちは思わず圧巻されてしまった。

先ほどの商店街よりも大型の建物の数々は、ローマの建物よりも高精度で大型

だったからだ。


その後、一行はデパートに入り、洋服店を見て回った。貴族たちは、

売られている服がどれも高品質だったために、越高級ブティックかと思ったが、

実は大衆向けの洋服店である。貴族たちは値段を見て安価さに驚いた。

その品質は、ローマ帝国の最上級の職人でも作るのが難しいほどの

出来栄えだった。


一行は昼食のため、レストランへと入っていった。そのレストランは、

日本皇国では至って普通の洋食のファミリーレストランだが、

その店の清潔さや、料理の美味しさに驚き、王族向けの高級店かと

思ったという。


貴族たちは、パンテレリア島に満足し、最高の気分で帰っていった。


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