#4音楽と娯楽
神武天皇即位紀元310年(紀元前350年)
インドネシア、海南島、シンガポール、マーシャル諸島を領有化。
蒸気船のおかげで、島が多い東南アジアでは、領土拡大が高速になっている。
もう既に、海外領土の方が、本国より総面積が大きくなっているしな。
海南島は、現代では中国の領土だが、今後出てくる秦の領土ではないので、
領有化しておいた。ちなみに今、中国と干渉はしたくないので、大陸の方には
手を出していない。
今年で、建国から300年。今思えば、ここに来たばかりの時は妙に忙しかった。
まあ原因は労働力不足だったからだけどな。そういや、長老と一緒に草履を100足
ぐらい作ったこともあったな・・・・そんな思い出も懐かしい。
しかし、現在ではそんなこともなくなり、今の本国の人口は300万人、
海外領土の人口は200万人ほどだ。多いようにも感じるが、紀元前221年に中国を
統一した秦の人口は、およそ2000万人。兵器の力ではこちらの方が勝っているが、
向こうは人口も多いし、国民の5人に1人ぐらいは兵士なので、兵力はおよそ400万人。
対して、現在の日本皇国の兵力は、本国と海外領土合わせて20万人。少なすぎる。
もっと人口を増産しないとな。
機関銃、野砲を開発。兵力は足りないが、せめて兵器で補っておこうと思い、
開発した。まあ、この時代において機関銃があれば、陸上では最強だな。榴弾も
開発してあるので、野戦でも海戦でも敵なしになってきた。
ラジオ放送を開始。無線技術が発達してきたので、放送を開始した。
今のところ、国営放送しかないので、1チャンネルだ。
本国における領土のランク分けを撤廃。何故なら、本国のどの土地も、
とっくに1等領土入りを果たしたからだ。もう要らないということだ。
琴、三味線、笛、太鼓などの楽器を開発。それに合わせ、小中高校では
音楽の授業を開始。大学では器楽学科や、声楽学科を開設した。領土拡大や、
技術発展ばかりしてたら日本皇国の文化がなくなってしまうので、音楽を
取り入れてみた。楽器は、まだ和楽器だけだが、洋楽器も後になったら
取り入れてみよう。
更に、娯楽も充実させる。音楽はもちろん、小説や漫画などを広める。
まだ認知度は薄いので、最初は新聞にでも掲載しておく。更に、皇国商会では、
今までの俺の功績や実績などが書かれた、青年向けの本を売り出した。
俺の国造りについてコミカルに書かれた児童向けの本も作り、俺への信仰心を
高める。何時でも、信仰心がなくなったらお終いだ。