#3熱機関
神武天皇即位紀元290年(紀元前370年)
スマトラ島、スラウェシ島、カロリン諸島、リアウ諸島を領有化。
インドネシアの主要な島と、太平洋の島々を領有化できた。
カロリン諸島は、ミクロネシアと言われるだけあって、小さい島ばかりで、
鉱産資源もほとんどない。一旦、方向転換して北上したいところだが、
まだまだインフラの凍結防止などの技術が揃っていないので、北上は
かなり先になりそうだ。
はっきり言ってそれはあまり要らないが、スマトラ島は資源の宝庫だ。
石油、石炭、錫、銅、金、ニッケルなどの採掘量がとても多い。
しかし、それらの資源を開拓するには、広大なジャングルを切り拓かな
ければいけないが・・・・それをすると森林破壊にも繋がるが、
俺が知ったことか。
この紀元前の世界に国際社会などないから誰も口出しはしない。
もう1つ、インドネシアでは農業も盛んだ。熱帯でしか栽培できない
カカオやコーヒー豆が栽培できる。それも、まずはジャングルを農地に
転用してからの話だけどな。それに、今のところカカオやコーヒーの需要は
ないので、それは後回しになりそうだ。
更なる近代化を成し遂げるため、今は電気技術や医療技術などを含めた
科学技術に力を入れている。それは、海外領土への命令の伝達には、電報が
必要だし、熱帯特有の病気に対する医薬品が必要だからだ。一応ながら、
電報などは開発を終え、更に、発電するための熱電素子を搭載した小規模な
発電所を建設してある。今は日本中に電線を広げているところだ。
それと、モールス信号などの無線電信も実用化できている。
熱機関の研究も順調に進み、火花点火機関やディーゼル機関、ガスタービン機関
などの理論サイクルも実証できつつある。これを実用化できるのは、まだ
当分先だろうが。ちなみに、火花点火機関は自動車の動力、ディーゼル機関
はトラックや現代の船舶、ガスタービン機関は飛行機などに使われている。
太平洋の島々には、ほとんど真水がなく、ダムが造れるほどの広さと山も
ないので、海水淡水化工場を造っていく。どうやって真水に変えるかと言うと、
まず海水を沸騰させ、水蒸気と塩に分離される。次に塩を取り除いて、
水蒸気を冷やせば水に戻り、飲めるようになるという仕組みだ。
仕組みとしては割と簡単なので、工場は何か所でも造れるな。