#25秦、降伏
この日、日本皇国は秦に宣戦布告。同時に、秦国内の軍事基地から軍を展開させた。
自国の市街地から出兵された秦はひとたまりもなく・・・そんな報告が、秦の首都
咸陽の宮殿にいる国王へ伝えられた。
「そうか。日本皇国が我が国と戦争を始めたのか・・・・」
「はい、その通りです」
「では、すぐに戦争をやめて日本皇国に降伏するように伝えろ」
「・・・・・え?」
文官は耳を疑った。日本皇国と戦争になったと聞いた国王の返事が、あまりにも
国王とは思えない命令だったからだ。しかし、国力から考えてこれが最も現実的だろう。
「日本皇国がこんなことをするとは、前々から分かっていた。我が国の敗北は必然的。
この2000万人の民が逃げ惑う事になるだろう。所詮、弱者は強者に従うしかないのだ。
中華こそ至上など、日本皇国には通用しないのだ」
「は、はい。分かりました・・・・」
最初は反対気味だった文官もそれに従ってしまった。国王の説明に同意したからだ。
苦渋の決断だったことは確かであろう。この時、誰もが秦の滅亡を確信していた。
こうして、秦は降伏。翌日、咸陽が陥落し、秦は滅びた。同時に、秦の全域は
日本皇国の保護領と化した。
保護領となった中国では、中華思想の排斥のために全土で爆撃を開始。山に隠れて
いる場合もあるので、日本皇国兵がくまなく探して、発見すればすぐさま殺した。
こうして、2000万人の民は1人残らず殺戮され、秦民族は絶滅した。
人のみならず、秦の建物なども徹底的に破壊され、かつての繁華街もただの
荒地と化した。
そして、秦民族の絶滅を確認すると秦全域を正式に領土とした。
1年後、日本皇国は沿岸部、鉱山周辺への植民を開始。日本人街が形成された。
沿岸部では港を開発し、造船や漁業を発達させ、鉱山では資源を採掘して産業を
活性化させた。更に、北方の民族の流入を防ぐために万里の長城も建設を開始した。
史実ならば、日本の何倍も上をいっていた大国が、名実ともに日本皇国のものと
なったのだ。史実なら考えられないことだろう。




