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暗殺者

なんか気付いたら、勝手に完結済みになっていたでござる。

たぶん、ゴルゴムの仕業。

はーい。現場の暗殺者アサシンでーすっ。

 私は現在、舞踏さんより奇術師トリックスターさんが投師スロワーさんとこに話をしに行って、なおかつ、鍛冶師さんとこで武器の調達依頼をしていたと言う話を聞いたからできるなら調査してくれと言われて、今ここにいますー。

 いやー、久しぶりの舞踏さんからのお仕事で張り切り度MAXですよー。

 おかげで、奇術師さんと投師さんと時間帯ずれてるので有休までとっちゃいましたー。

 良い子は真似しないでね。

 〔リオフルウスの泉〕の前の黒装束でウキウキ気分で待っている投師さんを遠視のスキルで見ていた時はこれが恋する乙女ですかー、と年甲斐も無く胸がキュンってしちゃいましたね。

 なぜか、少女コミックをたくさん読んでいた中高時代に戻った気がします。

 今では大事な伴侶がいる私ではありますが、それはリアルでのこと。

 今は、女暗殺者となりギルドマスターの影として行動する。…くぅーかっこいいですね、私。

 まぁ伴侶はゲームにはかなり理解があるのと、子供がまだいないので、こうやってゲームのために有休とっても『またか・・・』と言う白い目で見られるだけですみます。

 結婚するなら皆さんも、理解ある伴侶を探すべきだと思います。

 おっと話しがそれました。

 で、待ち合わせ時間にキッカリ(・・・)20分遅刻した奇術師さんは、悪びれた様子無く。話しを進めています。

 奇術師さんは、普段は馬鹿なような人で実は何か考えて行動している・・・・・・のかもしれない方なので要注意ですね。

 昔、と言ってもリアルで2ヶ月くらい前ですが、舞踏さんがそんな感じのニュアンスのことを言っていた気がします。最近歳のせいかほとんど記憶にないですけどね。

 話しを戻しましょう。

 どうやら【ロクーサの迷宮】の60階層が目的のようですね。

 となると、先日盗賊(だんな)が60階層でドロップした高純度マテリアルの件で軽く揉めたみたいなこと言っていたので、おそらくそれを入手しに行く可能性がありますね。

 投師さんが40階層までしかクリアしてないのですか。

 ならば、同じ40階層から行くとバレてしまうおそれがあるので30階層からダッシュで行くとしますかそれなら45階層くらいで追いつけるでしょう。


★☆★


 なんてこったい。

 まだ41階に居やがったぜ☆

 まぁ、丁度出発するところですか。気取られないように【隠密】は解除しないように、っと。

「『猫騙し(フェイクキャット)光の足跡(フットプリントライト)』、『効果倍加エフェクトダブリング』、『猫騙し:効果範囲拡大4エフェクトレンジサークルフォー』、『猫騙し:速度倍加(スピードダブリング)』、『猫騙し:効果三重(エフェクトトリプル)』『猫騙し:効果範囲拡大5』、『最上級視認阻害エクストラヴィジビタリーインフィビション』、『猫騙し:効果範囲拡大3』、『効果倍加』、『最上級視認阻害エクストラヴィジビタリーインフィビション』、『効果倍加』。これで58階層まで少なくても持つからな、あとはてめぇ等のAgi次第だ。足跡踏み外してトラップ引っかかったら、八つ裂きだからな。さて、いくぜ」

いつ見ても、奇術師さんの特技詠唱スキルキャストは見応えがあるねー。よく噛まずに言える物ですわー。私には、とっても真似できませんね。

 そもそも奇術師さんのスキルは幅が広くて実用性が微妙って言ってた割りによくよく聞くと準反則級デミ・チートが多いんですよね。

 まぁ私の<暗殺者>は隠密と隠密状態からの一撃必殺スキル、マニア向けで影系統の技能スキルが使えますので銃使い技能(ガンナースキル)とは相性はいいんですがね。

 奇術師さんは奇術師技能トリックスタースキルの効果に付いてはほとんど秘匿していますからおくそくですけど銃使い技能とは相性が悪そうですね。

 まぁ殆どの方がそうなのですけどね。

 何を言いたいかと言うと現に銃を一切使用してないのはどうかと思うわけですよ。銃使い的には。

 あの戦士ウォーリアちゃんだって無理やり(鍛冶師さんの)剣に銃のギミック入れて頑張っていると言うのに。そういえばあとで鑑定士さん『剣に銃のギミックをいれるのじゃなくて普通に銃に剣のギミック入れた、銃剣で良かったよね?』と言われて、膝を折っていました。まぁ鍛冶師さんの洗脳攻撃に遭った可愛そうな戦士ちゃんですがお蔭様というか怪我の功名で、今では主盾メインタンクを任せられつつあります。若者がこうやって成長していく姿ってすばらしいですね。

 それにしても、一緒にいる二人組みは何者でしょうかね? 要調査対象ですね。めもめも。


☆★☆


 さて、20分経ちあっという間に50階層ですが、奇術師さん達は華麗にボスをスルー!

 ボスのキングオーガさんはStrとDef特化ですが決してDeXも低くないはずなんですがよく、4人分の魔法をボスに気付かれないほどのものを20分持たすことができる技能の種類に感服です。

 二人組みのほうはおどおどしてましたけど、投師さんは毅然とした様子でした。

 慣れ……いえ、これは愛の力に他なりません、きっとそうに・・・・・・あーボス階層に残していかないでー。

 気付かれないと思っていてもオーガさんは怖いのよー。


★☆★


なんの見せ場も修羅場も無く60階層。

途中混合PTに見せかけたWデートかと思ったけど、あの様子じゃなさそうだしなー。

私の有休が無駄に終わるー。なら、久しぶりに外食しようかしら。たまには御寿司食べたかったしね。

もちろん廻る方ですよ。廻らない方なんて、ゲームやっていると電気代が馬鹿になってとても行けないですしね。

ここまで来たら、あとはリズムゲーみたいなものですからねー。

さーて、と。

やってまいりました! 今回は【ロクーサの迷宮】の60階層よりお届けしております。

実況はこの私、ギルド【銃使いの城】のアイドル(自称)こと暗殺者ちゃんと解説はその使い魔である影犬シャドードックの『ランたん』でお送りします!

 そう心の中で唱えながら影犬を召喚する。

 暗殺者に召喚技能はないが、残念ならが私は社会人! 社会人とは無理を通せば道理が引っ込む物なのだよ。と言うわけで、課金ガチャのSSR商品であるランダム召喚技能という技能を持っているのだー。

 わふっ。

 黒くてもふもふでちっこくて可愛い子犬でなおかつ種族名に影ってところが私の使い魔にぴったりなのよー。

 あーリアルでも犬買いたくなってきたー。なんでうちのアパートペット禁止なんだろうか。いまどき流行らないと思うんだ、そういうのは。

 ちなみに名前は昔実家で買っていた。犬の名前です。

 ハスキー犬だったけどねっ!

 さて、話しがそれました。

 マウンドに立つのは自称大学1年生|<銃使い/投師>《ガンナースロワー》の恋する僕っ娘。私の時代だったら痛い奴認定間違い無し! 今の時代なら普通に多いという現状を聞いてこの時代に生まれたかった!

 私があと15くらい若ければ……。

 わふっ。

 ランたん、慰めてくれるのー。かわいいなーもぅ。

 さて、対戦相手は、初見殺しも甚だしい、かく言う私も、初見では殺されてしまった、この御方! 【ロクーサの迷宮】トラウマ量産期のクリスタルゴーレムですー。

 なんと本来ゴーレムは、MDefがゼロなのですがこのゴーレムはその受けたダメージを反射してくるのです! しかも、なんとこれは非公開なのですがMDefが高いと言われていた魔道銃使い(マジックガンナー)さんを即死させたのです。

 つまり、何がいいたいかと言うと、つまりこのゴーレムは自分が受けたダメージを直接返してるのですっ!

 わふっ?

 ランたん、意味が分からない? そういう所もかわいんだよなぁー。つまりね、ゴーレムはMDefが低いんだけど、それはあのクリスタルゴーレムにも当てはまるんだよ。それで、あのゴーレムはその受けたダメージをそのまま反射してるんだ。防御無視のダメージにしてね。

 まぁ憶測だから微細はあるかもしれないけど、結局魔法が反射されると言う意味では変わらないね。

 その分、通常Defは普通のゴーレムよりは低いから物理系で攻めれば勝機はあるんけどね。

 まぁ今ままでの経験から動くプレイヤー達は、ゴーレムのボス見たら前衛が防御して魔法職が自分が持つ最高の魔法を放つのがセオリーだったからね。

 これからは【魔物識別】を持っている人が重宝される時代かもね。わかったかな?

 わふ!

 いい子だねー。

 さて、戦況は前衛の騎士職ナイトの男の子が前線を一人で張っている。

 奇術師さんは副盾サブタンクかな。あーヘイト管理もしているのか。前線なのに器用だなー。

 私は全然できないや。

 これで後衛の回復役ヒーラーに変なタゲが行かないようになっているね。

 さて前線の引き付けが約50メートルとなってきました。そろそろ射程圏内ですね。

 おーっと。投師さん振りかぶってー第一丁(・・・)投げたー!!



 ドッカーンッ!!.........

 ドッカーンッ!!......

 ドッカーンッ!!...


 おー、これがドップラー効果ってやつですね。

 こほん。

 ありえない、クリスタルゴーレムがなんと一撃で光の粒子となって消えている!!! イッタイナニガオキタンダー。

 わふっ。

 少し白々しいって? いいじゃない、身内実況なんだから。

 あっ

 あの騎士職の子、HPバーゼロだ。

 トラウマを植えつけなきゃいいけどなー。


文字サイズ、変更できるはずなのだが私には敷居が高かったようでござる。

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