1 始まり
「これから僕が話すことは、いつもとは変わらない日常を送って居た僕が、どこでこうなったかをみんなに知って欲しいから話すんだ。聞いてくれ、これは中学1年生の夏から始まっていたんだ。
「「夏休みが始まったけどすることがないなと思った、つくづく思う俺はぼっちなのだと。陰キャの俺は中学の自己紹介で、盛大なミスをし、その後にクラスで学級委員に立候補して、他に立候補者が出て、ぼろ負け。その後からというものクラスになかなか馴染めずに1人教室の角で、この後教室に不審者が入って来たらどうしようなんていう、小学生が考えそうなことを考えながら過ごしていたら、いつの間にか夏休みに入っていた。ちなみにおれは夏休みの宿題は、最終日に片付けるタイプなので一切しない。
暇なひと時を過ごして居たら家のインターホンが突然なった。誰かと思い見てみると、知り合いの医者が立って居た。『やあ少年久しいね、元気にしてた?』そう聞いて来るのは、医者であり俺の数少ない友人の、前世回行という、脳神経を研究している頭のおかしいやつだ。『今日は一体なんの用だ。股おかしい事頼みに来たわけじゃないよな?』と質問してみる。すると『よく分かったね!さすが私のどれ..友人じゃぁないか!』俺はすかさず『今、奴隷って言いかけなかったか?』『いや気のせいじゃないかな。』まあそんなことはどうでもいいんだ。『で?俺に何を頼みにここまで来たんだ?』と。問いかけると、『いやぁねそんな対したことじゃぁないんだけどねぇ、君どうせこの夏休み暇でしょ?君の脳波を採らせて欲しいのよね』さすがの俺でもどうせ夏休み暇って言われると傷つくな、『まあ確かに暇だがリターンがないと釣り合わないぞ。』中学生に金で治験みたく雇うなんてのは法律が許さないからなこれで諦めて帰るだろって思っていたら。『図書カード1万円分10枚しめて10万円でどう?』回行はそう言いながら図書カードをチラつかせながら言うがおれが渋ると続けてこう言う。『脳波を採るのは3日泊まりがけでいいんだ、採ってる間は何もしなくていいからさああ、お願いだよぉ』と泣いて喚く、そしてここが玄関だと忘れていたせいでご近所さんからの熱い視線が俺に刺さる、回行はこれでも美人だからなと思いながら、俺は泣く泣く承諾した。今思えばあの病院が、一つのターニングポイントだったのかもしれない