プロローグ
剣と魔法のせかい"ルーン・エリシア"
この世界は"魔法"と呼ばれる力を持つ人間達が生まれる・・・・・・・時もある
なぜ"時もある"のかと言うと、世界全体で考えたら3~4割ぐらいしか
いないからだ
人類の約半分は魔力を持たないで生まれてくる
いや違うな、生きてるのに必要な量の魔力しか持って生まれてこないのだ
そのなかでも魔力を豊富に持って生まれて来て
更に何かに突出した才を持つものは"魔導師"になることが出来る
また、そういった魔導師を国の兵士にしたり、冒険者にしたりする所も存在する
魔導師達を一つの場所に集めてグループを組むギルドと呼ばれる
場所もあるくらいだ
当然僕もその中の一人に・・・・いない
僕は魔法は使うことが出来ない、魔力検査でも
最低の魔力ランクEだ
魔力ランクと言うのは、その人間の魔力の数値を英語にしたものである
低いとこから全部で E D C B A S そして最高ランクのSSがある
魔導師になれるのはだいたいBあたりからである
Bでも初級でAが一人前Sが上級のベテランでSSに至っては
国宝レベルで重宝される
そりゃそうだ、なんたってSSランクなんて10人しかいないからな
それでも魔法を使えないものも
普通に生活できる、普通に学校に通い、働き暮らす
そんな毎日を送る
魔導師の才を持つものは魔法学校に通うことが出来るが・・・・・・・・
・・・・私?
さっきも言ったが私は魔法は使えない
魔法はな・・・・・・
私は一般の公立高校に通うしがない男子学生だ
それ以外の何者でもない
・・・・面倒な力を持って生まれたがな
どんな力だって?
それは・・・
"超能力"だ
この魔法の世界に超能力なんてアホらしいだろ
じゃんけんでグッチョッパを出すくらいアホらしいぞ
超能力は魔法と違って魔力を使うわけではないから
魔力検査では引っ掛からなかった
相手の心の声も聞こえるし
炎や雷も出せる
瞬間移動も使える
念力もお手のもの
そのほかに 透視 気配遮断 サイコメトリー 時間逆流 催眠術や 千里眼に飛行能力など
上げればキリがない
超能力なんてこの世界では本や妄想の産物だ
あるわけがない
だけどそれを使える自分がいるんだから仕方がないだろう
自分の超能力を知ってるのは
うちのバカ・・・・・じゃなかった
親と自分だけだ
ちなみに両親も魔法を使えないものも一般人だ
なんでそんな二人から私の様な男が生まれたのかは
知らんが
周囲には当然これを隠している
バレたら大変だからだ
なんたってこの力
本気を出せば計算して30時間くらいで人類撲滅完了出来るからだ
まるで細菌撲滅みたいにポンポンと
あとなんか知らんが私は異様に髪が生えやすい
今も腰辺りまで髪が延びている
切っても切っても二週間たてば腰まで伸びる
だけど腰辺りで止まってくれるから助かる
まあ超能力があるせいだからだと思うが、まあいい
こんな力を持って生まれてきてしまったは、しまったからだ
・・・どうしてこんな言い種だって?
なんたって
デメリットが多いからだ!
確かに普通の人や魔法では出来ないことがたくさん出来る!
けども人を透視したら力いれすぎて回りの人が人体模型になったり
テレパシー使ったら人多いとこではうるさくて頭パーーーンになりそうになったり!
人を間違って魔眼で石にしそうになったり!
前なんかドジって転んだだけで
国を崩壊させてしまったんだからな!
・・・・時間逆流で元にもどしたけどさぁ
今も制御指輪で超能力を大方封じてるけど
この指輪なかったら私もう死んでるぞ(社会的に)
あとこの指輪はバカ・・じゃない父さんが発明家だから
私を調査して作ってくれた
まあそんな話は後にして
今は帰宅途中だ、煩わしい連中からかいくぐり
無事に帰宅している
瞬間移動つかえば楽だか、別にいいだろう歩いても
今日は通りでご飯でも食って帰ろうかと思っている
・・・・それだけだったんだがぁ
~人気のない広場~
???「ハァーーーーーー!!!」
ドゴォォォォォォォォン!!
とんでともない爆音が響き渡る、これは誰かが魔法を撃った音だ
???「こんなもの・・・・・・私にはきかん!」
バキィィィィィ!!!
そんでもってその魔方陣から放たれた魔法を同じく魔力を纏った
拳で打ち返す人
どちらも女だ・・・・
なんですかこれ!?
これは超能力者"ルキア・レクスアーウィン"の魔法世界での
ドタバタ・・・・どころの話ではない事に巻き込まれる
物語
彼に平温はあるのか!?
初投稿です
しっかり投稿していくのでよろしくお願いします