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不吉な予感4

――で、からの――



―という、しかし……



どこかで見た風景。



―――だと言って――



――失敗だ。



何が……?



――利用――の可能性。



分からない。



全ては――だ。



パリン!


ガラスの割れるような音で意識が覚醒する。



嫌な予感がして振り返る。



水槽から溢れた汚水が辺りを汚している。

その中央に倒れこむ人型の異形。


おそらくNo1だ。



ピクリ、と一瞬身体を痙攣させる。



生きているのか……?



ゴクリと生唾を飲み込む。

何が起きてもいいように、呼吸を整えて臨戦態勢に入る。



――むくり。



ソイツが起き上がった。


こいつはまずい。

直感的にそう悟る。



ゆっくりと、気づかれないように来た道を戻る。

幸い、相手にはまだ気づかれていない。



ウーン! ウーン!



急にサイレンが鳴り渡る。



”緊急事態のため、当研究所は破棄されます”



実に嫌な予感がする。



”5分後に完全に水没するため、残っている職員はただちに脱出してください”



どうやら最悪の状態のようだ。

扉に辿りつき、そのまま通路へと走り出す。



「グォォォォ!」



先ほどの化け物が唸り声をあげながら追ってくる。



「なんでついてくるんだ!」



見た目に似合わず素早い動きで追いかけてくる。



"ウィンドカッターⅡ!"



苦し紛れに魔法を放ってみるが多少の足止め程度にしかならない。

それに走りながらでは大技を唱える事すら許されない。


どうすれば……


走り続けるも、互いの距離はどんどん縮まっていく。



――その時だった。



”ファイヤーウォールⅢ!”



炎の壁が僕と化け物を遮った。



まさか……!



「今だ!」



聞き慣れた声が聞こえる。

間違いない……



ぼんやりとだが遠くに人影が見える。



「うぉぉぉ!」



走った。


体力なんて残っていない。

しかし今は……!



思いっきり腕を伸ばす。



――プツン



同時に僕の意識も途切れた。

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