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不吉な予感3

「これは……?」



入り込む風を頼りに進んできたのだが、出口ではなく奥へと進んでいたようだ。

目の前には明らかに人口的に作られた扉が、先に続く道を遮っていた。


明らかに異質のソレは進む事を拒んでいるようにも思える。


戻るならこの道に背を向けて歩いていけばいい。

だが何故だろう……



”――ソレを知ってる気がする”



ドクドク、と心臓が高鳴る音が聞こえる。


好奇心は猫を殺す、とはよく言ったものだ。

でも僕は――



扉に手をかけた。



取っ手はない。

冷たい金属の感触が手のひらで感じられる。



――音も無く、扉が横にスライドする。

来客を歓迎するように奥の通路の明かりが灯された。


見たこともないような設備が並んでいる。

何故こんなものが、この無人島にあるのだろうか?


明らかに不自然である。



ただひたすらに前に進んでいく。

その足取りに迷いはなく、何かを目指すように動く――本人の意思とは関係なく。


やがて行き止まりに遮られた。

行き止まり、というよりは部屋だ。


本棚が数多く並び、大きな水槽が7つ置かれている。



"No1 人型を保てず失敗"



水槽の側面張られた紙に、汚い字でそう書かれている



――水槽の中身は濁った水で見えない。



何か背筋にゾクッとした悪寒を感じる。


恐る恐る、隣の水槽に目を向ける。



"No2 生成後すぐに死亡、原因究明求む"



「っ……!」



水槽の中に人骨が漂っている。

おそらくその実験体No2なのだろう。


一体、ここでどんな実験が行われていたのだろうか。

明らかに異常である。



"No3 現在稼動実験中"



水槽の中は空である。



成功した実験体のようである。

何を生み出しているというのか……?



――ズキン



こめかみ辺りに痛みが走る。


嫌な感じだ。



次の水槽を調べる。



"No4 暴走したためNo3により処理"



うぇっ……



あまりのひどい有様に夕食を戻しそうになる。

頭部を薄皮一枚でぶら下がり、手足はもがれて水槽の中を漂っている。



No5,No6も似たような状態であった。

そして最後の水槽に近づく。



――No7



頭痛が更にひどくなる。

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