33/144
不吉な予感2
――まだ意識がはっきりとしない。
夜風に当たりたい……
寝袋から這い出てテントから抜け出す。
――こんな世界壊れてしまえ。
夏場なのに多少肌寒さを感じる。
まだ頭痛が収まらない……
ふらふらと夜道をさ迷い続ける。
――こんな世界壊れてしまえ。
脳裏に何かの言葉がよぎる。
分からない……
ただ彷徨う。
何をしているのか分からない。
頭痛がひどくなっている気がする。
森の中を彷徨う。
あてもなくフラフラと……
まるで夢の中にいるような感覚。
「んっ……?」
目の前に洞窟のようなものが見える。
特に考えもなしに中に入っていく。
冷えるな。
身体が冷えると共に頭痛も徐々に治まってきた。
「あれ、ここは……?」
自分が今置かれている状況がよく理解できない。
先程までの事がよく思い出せない。
「戻らないと。」
とりあえず洞窟のようなので、風の入ってくる方向へと足を進めた。




