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探索開始3

ふと、先頭の健司が足を止めた。



「どうかした?」



健司に尋ねてみるが返事がない。

何故か硬直しているようにも見える。



「健司……?」


「――レ」


「えっ?」


「トイレ……」



予想外の返答が健司から帰ってきた。

呆れて何も言えない。



「いいか、待っててくれよな!」



健司は懐中電灯をもったままトイレに駆け込んでいった。

おかげさまであたりは暗闇に包まれた。



「……」



暗闇と静寂が辺りを支配している。

互いの呼吸だけが聞こえてくる。



「レイ、さっきは……」


「いや、いい。」



そう言って遮られた。

まだ怒っているのだろうか?


暗闇のせいでレイの表情は分からない。



「なぁ葉助?」


「ん?」


「うなされてたが、悪い夢でも見たのか?」



そう指摘される。

確かに嫌な夢を見ていたような。


そもそも最近変な夢を見ることが多いような……



”―――”



どこかで……?



「葉助?」


「――いや、なんでもないよ。」


「健司遅いな、ちょっと見てくる。」



そう言ってレイもトイレへと入っていった。

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