壊れた道化
ボクは家族から、いない者として扱われていた…。
そして学校でのイジメは、段々と酷くなっていき。ボクの心と身体はどんどん壊れていった……。
そんな時に、1人の女の子に会った……。彼女は、ボクの壊れた心を癒す存在になっていた。
あの時までは……。
「アイツに優しく声をかけたら、物凄く嬉しそうにするのを見てると、裏で虐めるように皆に言っているのが、私だって知ったらどうなるのかなぁ?」
と笑いながら言っていた、声を聞いた瞬間。
「ボクを癒してくれてると思ったのに……」
小声で呟き、ボクはその場から逃げた。
逃げながらボクは考えた。
(なぜボクは皆に嫌われるのだろうか、神様はなんで僕を助けてくれないのか)
答えは簡単なものだった……。
「生まれた時からボクが、壊れているからか!!」
とボクは、大声で叫び散らした!
その後ボクは、こう考えた……。
「この世界の全てを、ボクみたいに壊せば…ボクが、生きやすい世界になる!あはははは!」
と狂った道化のように叫び笑う。
そのままボクは、夜の街に狂った道化の様な笑い声を残し消えた。