第三十四話「ミリア防衛2」
「オラオラどうした。そんな動きじゃ俺様は倒せねえぞ!」
「グッ!」
ライア様のために引き下がるわけにはいかない。
しかし……。
「アレッド」
「ライア様!?」
ライア様から通信が届いた。
「状況はどうだ?」
「今ナンバーズ1と戦闘中。苦戦を強いられています」
「そうか。第二通路へと誘導することは可能か?」
「厳しいです。1の動きが速すぎます。第二通路までもつかどうか」
「援護できるものはいないのか?」
「いません」
「そうか。どうか耐え忍んで欲しい。そちらへ援軍を送る」
「助かります」
ライア様のためにここで負けるわけにはいかない! 踏ん張らねば。
さて、メガトンバズーカはあと数発。
伊達に軍備を整えてないところを見せてやる。
「おい」
テレパシー。この声。レイアか。
「ああ」
「どうした?」
「お前に新たな力の使い道を教えようと思ってな」
「力など使わなくとも勝ってみせる。それに力を使えば」
「なあに。お前が普段使ってる力より苦しみは大きく減る」
「何だ?」
「戦場の全ての兵器の動きを見ることが可能だ」
「どうすればいい?」
「そう願い。念じれば可能だ」
「分かった。頭の隅には入れておこう」
新たな力か。
苦しみは減ると言っても苦しむのだ。ならなるべく使わないほうがいいだろう。
アレッドへ増援は既に送った。
あとは僕が第二通路でメガトンバズーカを構えて待機し、ナンバーズ1を含むその他もろもろの勢力がそこに引っかかるのを待つだけだ。
同じ手に二度引っかかってくれるかは分からんがやる価値はある。
あとは運任せだ。
どうか力を使わずに済むよう祈る。




