第三十一話「ミリア防衛」
「ライア様、敵を発見しました」
「分かった。敵を第一通路へと誘導しろ」
「了解」
まさか奇襲をかけようと思った日に奇襲をかけられるなんて、
不運だなあ。
まあいい。
万単位で攻めて来てるということは、敵も本気。
それを乗り越えればにこちらの侵略も容易くなる。
さて、結果を待つとするか。
どの道、僕には神の力があるのだ。
結果は見えている。
エルダン国よ。恐れるがいい。
僕の力をククククク、アハハハハハハハ。
俺様はリダイヤ。
リダイヤ・カッペール。
ナンバーズ1にして第105から107部隊を率いてる隊長である。
皇帝から命を受け、ミリア国に攻め込んでいるが、面白い場面に出くわした。
俺様と1対1でまともにやり合う相手が目の前にいるのだ。
「ほう、俺様ナンバーズ1と近接戦闘で互角に戦うとは貴様結構やるな。貴様名は?」
「ライア様直属第一部隊隊長アレッド・スタイナーだ。ライア様の誇りにかけて、負けるわけにはいかない!」
威勢のいいこって。
しかし、たった三カ国の勢力でここまでの戦力とは……正直驚いている。
ライアとやらはどうやって反乱軍をここまで増強させたのか。
超能力との噂もあるが。
どの道、その反乱も今日で終わりだ。
覚悟せい。
「リダイヤ様」
「どうした? 今真剣勝負の最中だぞ」
「105部隊が壊滅的なダメージを受けています!」
「何だと!? どういうことだ?」
「分かりません。敵軍を追いかけていたら急に爆発が起きたと」
馬鹿か。俺様の率いる第105部隊はアホなのか?
普通、誘導だと分かるだろ。
まあ戦いに夢中で適当な指示をした俺様の責任でもあるが。
だが、勝負は見えている。
こちらは万単位の軍勢を率いてるのだ。負けるわけがない。
目の前にいるこいつもなかなかやるが、すぐに叩き潰してくれる。
そして、ライアとやらは怖気づくだろう。
俺様ナンバーズ1の驚異的な近接戦闘術に。
その時が楽しみだ。ギャハハハハハハ。




