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第二十九話「戦闘シミュレーション」

「抹茶アイス!!」

「今日で11個目、もう充分だろ」

「まだだ。まだ足りぬ」


 この女。

 とても使いの者とは思えない態度だな。


 こっちの身にもなって欲しい。

 今日も


「お客さん。抹茶アイス好きですね」


 という言葉を店員に言われたのだ。

 この客、抹茶アイス中毒じゃね?

 そう思われてるに違いない。


 しかも、僕は仮ではあるが王なのだ。

 王が抹茶アイスを買うシュールな話なんて世界中のどこにも転がっていないだろう。


 さて、我が国の軍事問題だが、大きな進展があった。

 クローンロボといって、パイロットがいなくても自動で動いてくれるロボットが開発されたのだ。


 それだけではない。

 僕の機体も大いに改良された。


 マシンガンはビームライフルに代わり、破壊力を増し。

 オーバーブーストという新しい機能も取り付けてある。


 これならすぐ増援に駆けつけることが可能になり、戦況を覆しやすくなるだろう。


 他にも戦闘シミュレーションといって、実戦を元にしたマシーンが開発された。

 これで一般市民も手軽に戦闘訓練が出来るようになり、質の良い戦力が手に入るだろう。


 戦闘シミュレーションは、

 結果がランクで表示される。

 ランクはFからSランクまである。


 僕も戦闘シミュレーションを受けてみたが、ランクはB、即戦力とはなり得るが、一人部隊とまではいかないな。

 ちなみにランクがC以上あれば一般市民は無条件で兵士になれる。


 我が国は着々と戦力を付けつつある。

 しかし、まだ攻め込むのは早い。


 どの道、幸福な世界は見えたようなものだ。

 焦る必要はない。


 さて、今日も抹茶アイスを買ってレイアの機嫌を取る日々を送る。

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