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第二十七話「アレキ・ライナー」
「そろそろ、攻め込んだほうがいいのでは?」
「ダメだ敵の力は未知数。ナンバーズ3までやられたのだ。それに皇帝陛下の許可が下りていない」
「しかし、敵は軍備増強し、戦略の機会を待っているかもしれません。その時になっては」
「大丈夫だろう。停戦条約を結んでいるのだからな」
俺の名前はアレキ・ライナー。
エルダン国直属の部隊ナンバーズ7だ。
反乱軍を殲滅するべく、提訴しているのだが、誰も聞く耳もたずだ。
「それなら俺が直接皇帝に「それならもう言ったよ。ダメだってさ」
皇帝陛下であろうものが何を恐れているのだろうか?
敵はたった三国。こっちは十カ国以上を支配している超大国エルダン。
軍備だって問題ない。
恐れる必要などないだろうに。
「噂によると敵の中に超能力者がいるらしい」
「超能力者?」
「ああ、兵器を素手で吹き飛ばすほどの怪力の持ち主」
「ブッ」
「笑っちゃうだろう。でもそれが原因で今停戦状態になってるわけだしな」
超能力者か。会ってみたいねえ。実際にいるのなら。
まあいい。
他にも支配下にない国が山ほどある。
俺が成果を出せば皇帝陛下も反乱軍を抑える気になるはずだ。
その時を楽しみに待つとしよう。




