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第二十三話「ナンバーズ3ナンバーズ5」

「分かっている。力を使わせればいいのだろう。何。ただの気まぐれ。貴方の望みは分かっている。だから気にしないで」
















 リジェネ国へとたどり着いた。

 メガトンバズーカも消費しきり、ある武器はマシンガンとサーベルだけ。

 結果は見えている。

 表だけで見れば。


「各機応答せよ」

「ライア様!? いつの間に」

「今はどうでも良い。状況は」

「圧倒的に不利です。動ける機体もごく僅かだと」

「下がれ。これ以上戦力の消耗はする必要はない」

「しかし、折角手に入れたこの国を手放すのは」

「安心して欲しい。私が何とかしよう」


 さて、大事な戦力は温存した。

 あの二機はどこにいる?


 レーダーが反応を示した。


 相手もこちらに気づいたのか、接近してくる。


「ん?」


 機体が動かない。

 ということは敵はナンバーズ3か。


「ほう、変な機体だな。こんな機体があるのか」


 ナンバーズ3が言葉を発する。

 お前の機体も充分変だと思うが。


「だが、俺のボルト・クラッシュの前ではどんな機体でも止まらずにはいられない。ククククク」


 力を使わざる負えない。

 機体が破損しても問題ないが温存しておきたいしなあ。


 機体ごしに敵を吹っ飛ばすのは?

 ダメだ。

 やはり力と言っても制限はあるらしい。


 まあいいや。

 ある方法を思いついた。

 ナンバーズ3だけでなくナンバーズ5も相手にするのだ。

 この方法が適切だろう。


 僕は機体のコックピットを開けた。


「何だ? 命乞いでもするのか? だがさせやしねえよ」


 ナンバーズ3が僕を撃ってくる。当たっても構わないのだがそれだとあとの苦しみがやばいからなあ。


 

「何だ!?」


 ナンバーズ3が驚いた声を発する。

 どうやら知らないようだな。僕の力を。

 僕はまず敵の機体の動きを止めた。


 幸い直接であれば距離は関係ないようだ。

 さて、この力。どこまで使える?


 敵のコックピットをこじ開けるイメージをもつ。

 おっ上手くいった。


「何だ何だ何なんだよおおおおお!!」


 次に中のパイロットを地面へと叩き落とす。

 これも上手くいった。


 我ながら無慈悲だな。

 幸福な世界を願いながら人を殺しているのだ。

 今更だな。


 まあ彼はその世界の犠牲になったってことで。

 僕はナンバーズ3の機体に乗ることにした。


 専用機ほど上手く扱えてないがまあ大丈夫だろう。

 さて、次はナンバーズ5


 味方識別信号を頼りにこいつに近づく。


「どうした3? お前には第二基地方面を任せたはずだが」


 近づく。


「聞いているのか3!」


 近づく。


「チッそういうことか」


 どうやら敵も察しがいいようで。


 ナンバーズ5は撤退していった。


 さすがにそう上手くはいかないか。

 僕が思いついた方法はナンバーズ3のボルトクラッシュでナンバーズ5を止め、苦労せずに倒すことだったが。

 まあいい。


 これで侵略を免れることが出来たのだ。

 それを喜ぼう。

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