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第十五話「新型兵器」

「どうした。第二部隊!」

「見たこともない敵です。それに隊長機らしきものも発見。レーザー砲の破壊力のせいで我が隊は全滅寸前です!!」

「どうしましょう。ライア様」

「ほう」


 隊長機と来たか。

 それが手に入れば形成逆転。こっちが圧倒的に有利だということだ。


「なあレイア」

「どうした?」

「今力を使いたい」

「何を言っている?」

「遠隔で指揮官機の動きを止めたい」

「無理だな」

「な!?」

「力は何でも叶える魔法のランプではない」

「じゃあ何だ? 直接戦えと?」

「ああ、そうだ」


 チッ、この女。

 しかし、力は万能じゃないのか。

 そうだよな。だとしたらとっくにエルダン国の皇帝を倒し、世界を統一するのは容易いはず。


「ライア様。どちらへ?」

「私も出撃する」

「危険です! 敵の隊長機の攻撃が危なすぎます」

「私を誰だと思っている。理想勇者。ライアだぞ」


 さて、敵は見覚えのない新型だと思われる兵器で攻め込んできた。

 しかも隊長機までご登場とは。

 エルダン国は余程本気で戦いを挑んてきてると言ってもいいだろう。


 隊長機の性能は目に見張るものもある。

 ここは是非、その機体を頂きたい。

 なので、隊長機に接近することにした。


「グッ!!」


 隊長機に接近する前に敵の新型の兵器にやられてしまった。

 炎が僕を包み込む。それは平気だった。

 だが、その分の後で苦しむことになる。

 ここまで来た以上。何とか隊長機だけでも奪わねばならない。


 しかし、私の部隊たちも消耗が激しい。

 何とかせねば。













「カルース様」

「どうした?」

「現れました。超能力をもつものです」

「本当か?」

「本当です。我が隊の半数以上がその見知らぬ力にやられています」


 どういうことだ。

 こっちは新型まで投入している。

 相手は旧型のHKI01。

 数だってこっちのほうが有利。

 ありえない。覆らない戦力差だ。


 引くか?

 しかし、そうすれば父上にお叱りを受ける。

 だが、そのまま戦っても消耗するだけ。

 適当な言い訳でも考えておくか。


「引くぞ!」

「いいんですか!? ここまで来たのに!」

「そんな未知の力だけで部隊の半数を失っているのだ。やむをえない」


 チッ、化物め。

 いつか正体を暴いてやる!

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