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第十三話「レイア」

「おはようライア」

「クカー……。クカー……」

「おはよう……ライア!!」

「ゲホッ」


 何だ!? 何が起きた!?

 って。


 手下達か?

 それにしては起こし方が乱暴だしそれに……。

 見覚えのない顔だ。


 僕の目の前には少女が立っていた。

 身長は僕より十センチほど下、金髪ロングで額には何かマークみたいなのが刻まれていた。


「おはようライア」

「誰だ。お前?」

「力……といえば分かるか」

「すいません分かりません」

「物分りが悪いな。説明してやろう」


 最初は僕が契約したあいつかと思ったが、彼女はそれを否定し、自分はそいつの使いの者だと話した。

 どうやらあの時の頭の中の声は彼女らしい。

 僕にあの力を使うよう誘導するのを任されてるのだとさ。

 冗談じゃない。

 死ぬより苦しい思いをあと何回すればいいのだ?


 まあそんなことはどうでもいい。

 それより


「お前、姿を人に見られても問題ないのか?」

「安心しろ。私はお前にしか見えないし、お前にしか感じない」


 それは便利な能力ってこって。


「あとお前、名前何だ?」

「私に名前はない」

「じゃあ何て呼べばいいんだ?」

「好きに呼べばいい」

「分かった。じゃあ今日からお前は”下僕一号”だ。よろしくな下僕いゲホッ」

「もっとましな名前にしろ」


 好きに呼べばいいって言ったのお前じゃん……。


「じゃあ僕の名前に似せて”レイア”でいいな」

「それで構わん」


 ということでレイアが僕の仲間になりました。

 ってことでいいのか!?

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