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第十話「疑惑」
「何!? 要求に応じない!?」
「はい、そう声明を出しております」
正気か? 皇帝共は!?
実の娘が人質に取られてるんだぞ!
さすがにそう都合良く行くわけがないか。
ミリア国は再び占領されてしまった。
どうしよう。
この戦力差で勝てるわけがない。
「力を使えばいいじゃない」
頭の中で声がした。
誰だお前は?
「私が誰かはどうでもいい。それよりどう? 力を使ったら?」
クッ! クソッ!!
「皇帝陛下、にわかには信じ難いことですが」
「どうした?」
「兵士達の情報によると、一人の人間にいつのまにか吹っ飛ばされたそうです。それも兵器ごと」
「そんな馬鹿な話。信じられるかね」
たしかにそうだ。
信じられない。
しかし、レリウスの件といい。今回の反乱はおかしすぎる。
本当に何が起きてるんだ。




