永遠
永遠なんてない。
ずっと一緒に居よう……誓ったものは、なんだったのかな。
雨が降り、身体を濡らす。
冷たくないのはきっと、身体が火照っているせい。
あなたのことを想うと、今でも胸が熱くなるの。
今、あなたは誰を想い、誰を感じ、誰を信じているの。
知らなかった。
そんな言葉では済まされない……知っている。
違う。
知らなかったからこそ、僕たちは離れてしまった。
共に生きようと……約束したはずなのに。
笑いあった世界は、どこへいった。
嗚呼、今日も雨が降っている。
キミは何を想い、何を感じ、何を信じようとしているのだろう。
傷つけたくない。
その想いが、キミを傷つけていた。
今となってはもう……取り返せない世界。
永遠なんてない。
だからこそ、懸命にひとは生きる。
あなたが消えてしまったその日から、新たな道がまたはじまる。
ふたり、歩めなかった道。
けれども、あなたの「存在」は消えない。
あなたが居る「道」に、私は溺れる。
嗚呼、これが生きるということ。
忘れられないのは、どれだけ生きても「過去」を捨てられないから。
過去があって、今がある。
切り捨てることなんて、誰にも出来ない。
あなたが私を切り捨てたように、切り離せたらいいのに。
そうしたら、どれだけ楽になれたのかしら。
星すら消えゆく存在。
今みている星は、今はもう存在していない光。
それならば、人間の営みなんて……小さなものよ。
だって、星のもとで生きているのだから。
それでも、わたしは夢を見る。
だって、私は「人間」だから。
「星」のようには、なれないのだから。
永遠には……なれないのだから。
人間って、馬鹿な生き物。
信じて、信じて、裏切られて。
傷ついて、傷ついて、傷つけて。
愛して、愛して、愛されて。
嗚呼、どうしてこんなにも、愚かなの。
だから私は……傷を抱えながらも、また一歩。
踏み出して、あなたを想うの。
忘れることなんて、永遠に出来ないのだから。
永遠に……。
こんばんは、小田虹里です。
「詩」を書こう。
そう思った訳ではないのですが、なんだか言葉を綴りたくなって、書いてみました。
元々、こういうものを書くのは苦手でして……。
でも、新しいことにも挑戦していきたいので、とても短いのですが、よかったかな……と、思っております。
今後はもっと、何か思うことがあれば、このような感じで短編。詩も、綴っていきたいです。
このような作品でしたが、目に留めてくださりありがとうございました。