表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ポスドクは異世界イングランドで無双する  作者: 橋平 礼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/13

四属性魔法の正体

この二年間、私はハイハイの合間に(あるいは積み木遊びのふりをして)、この世界の物理定数を測定し続けてきた。その結果、驚くべき結論に達した。


世間でもてはやされる火・水・土・風の四属性魔法。これらは、実は非常に「燃費の悪い、プリセットされたマクロプログラム」に過ぎないのだ。


•水魔法: 水分子を召喚するのではなく、空間の湿度を急激に結露させているに過ぎない。


•火魔法: 周囲の酸素を燃料に、魔力を熱エネルギーに変換しているだけ。


ならば、私の『生産魔法』はどうだ?


分子構造を直接指定できるこの力があれば、空気中の二酸化炭素(CO2)と水(H2)を還元・結合させ、メタン(CH4)やプロパン(C3H8)を合成できる。これに静電気程度の火花を添えれば、火魔法顔負けの火力が手に入る。


気化熱をコントロールすれば冷房も可能。真空状態を作れば風も起こせる。


(……結論。四属性魔法は、生産魔法の「限定的な下位互換」だ。なぜこれが『はずれ』扱いされているのか、理解に苦しむね)


私は、離乳食を食べながら、この世界の魔導学会もしあるのならのレベルの低さに、元ポスドクとしての優越感と、それゆえの孤独を感じていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ