難しいやつでも2回目となると簡単だよね
「それでは試合があるので…失礼します」
俺はさっきまで爆笑していた。理由はこの支配人の影響だ。また思い出したら爆笑しちゃいそうだわ。できるだけ忘れよう。
「おお。じゃあまたな」
俺は歩みを進める。
そしてリングに上がり試合のゴングが鳴る。
「相手はまた黒蛇か…レベルは…っと」
ステータス確認!!
LV12
まあでもレベル上がってるけどあんまか。黒蛇の攻撃はわかってるし、いざとなったらポーズがある。苦戦はしないだろう。フラグじゃないよ!!
まあ攻撃してきたら壁当てして怯んだ隙に殴る。それでいいだろう。
やっぱ2回目となると簡単に感じるなぁ。
「スゥゥウウウウ」
威嚇してるなぁ。基本ヒットアンドアウェイでやるだけよ。でも牙の攻撃だけは食らいたくないな。毒と麻痺はやばいし。
「コォオオオオオオ」
俺も威嚇してみた。なんとなくやってみただけだ!!ほらだって支配人言ってたじゃん。楽しむべきだって。
「ズゥウウウウウ」
来る!!
はーい。ズドーン。壁に当てますよっと。
HP 93/103
「はーい。気絶しているぽいので殴りますよ!!」
「あ!忘れてた。攻撃強化スキル発動!!」
「はい。はい。はい。はーい。っと」
HP 50/103
「なんだ壁のダメージよりでんじゃーん!!」
壁のダメージが10で今殴ったのが43だよ。ゴリ押しで行けんじゃね?と考えていたら…
「あ!気絶解除しちゃった。にげーろ!!」
牙で攻撃しようとしていたので逃げる。
「スィイイイイイト」
走れ。走れ。俺!!逃げるだーよってね。
走っている途中の今、俺は面白いことを突然考えた。
「必殺技をな!!」
と言って立ち止まる。
「必殺!!オオオオオオオオ!!」
力を溜める。
「怒ッ火ーんパーンチ!!」
HIT!! HP 0/103
「ズゥエエエエ」
「勝者アクセル!!!!!なんと1分30秒で倒しました!!!」
・・・・??????????????????
「なんすか。困惑してんすか?それとも俺の必殺技に見惚れたとか?」
・・・・いや。少し驚きました。
「え?なんでです?」
・・・・一気に50も与えたので。
「なに言ってんすか?これは必殺技効果ですよ。必殺技の方がダメージ出るに決まってるじゃないですか」
・・・・LVが5から7になりました。
「あ!無視しましたね」
・・・・なんの事でしょう?さあ基礎能力ポイントに振り分けてください。
絶対嘘やん。
「まあいいや。…防御力と攻撃力でいいか」
攻撃力E 6/10
防御力E 3/10
これでいいかな。わー。なんかわくわくしてきた。次のLVが楽しみだ。
リングから出て通路に行く。
「いやー。必殺技てのはいいもんだ。なにより決まった時の気持ち良さってのはエグイ気持ちよさだ。ゲームの奴と同じような感じになる。マジでいいぞ。みんなもやってみよう!!」
まだ次の試合まで時間があるな。なにしようか。他の人のやつ見てみようかな。通路から見れるし。
「よし。そうしよう」
「次の試合を行います。なんと青コーナー支配人、ゾルダ・ディギィ!!!」
「は!?」
なんで支配人出てんだよ!!
「急遽出ることになったようです」
代理ってこと?
「そして赤コーナーCランクの魔物 巨人、キングゴブリン!!」
Cランク?Dランクでも手慣れたやつでも苦戦するレベルなのにその上のCランクだぞ?支配人大丈夫なのか?
「それではゴングです」
ゴーーーン!
ゴングが鳴り戦いが始まる。
「どっからでもかかってこいや。ひゃーはっはっは!!!」
と奇声を上げながら謎のダンスをする。
「煽ってるなぁ」
「ブォオオオーーン!!!」
威嚇する。
「いいなぁそれ。真似てみよ。ブォオオオーーン!!!」
こんな時でも真似るの!?もはや支配人の特技かもしれないな。というか余裕ありすぎだろ。
「ブウウウウーー!!!」
煽られていると感じたらしくキングゴブリンは怒っているようだった。
「おほぉおお!!おもろいなぁオメェ!!」
と言いながら謎ダンスをする。
「ブゥウオオオオ!!」
謎ダンスを見たキングゴブリンは支配人に攻撃できるチャンスだと思い、攻撃しようと突っ込んで来る。
キングゴブリンはでっかいこん棒で殴るが…
「だめだね。だめよ。だめなのよ」
当たっていない。それどころかさらに煽っている。それを見てキングゴブリンは
「!?」
なんで当たっていないんだという顔をしている。
「俺さぁ。回避能力強いんだよねぇ。だからまあ避けられるよね。うんうん」
腕を組み、頷いている。どっからどう見ても支配人は舐めているよね。敵のこと。
「それに俺。強いんだぜ」
気になったから支配人のステータス確認してみようか。
LV66 名前:ゾルダ・ディギィ
種族:人間
所持スキル:回避力強化スキルLV100 煽り 会心の一撃 など
攻撃力S
防御力D
魔法攻撃力S
魔法防御力E
「…煽りってなんだ。というかツッコミどころめっちゃあるし」
・・・・敵を煽り、怒り状態にさせやすくなります。怒り状態では敵の攻撃が単純でわかりやすくなりますが敵の攻撃力が上がります。
「ほう。なるほど。で会心の一撃というのは?」
・・・・たまにクリティカルが発生し、その時の攻撃が10倍になります。
「は?10倍??高くね。俺も欲しいなぁ」
「でも気になるのは回避強化スキルLV100だ。ワンハンドレットだぜ。なんでこんなにインフレしてんだよ。あとなんで攻撃力と魔法攻撃力はSなのに防御力と魔法防御力は低いんだよ。もしかして支配人、脳筋か!?まあでも支配人ぽいな」
「にぃいいいひっひっひ!!ロシアンルーレットやってみよっか」
この人会心の一撃でロシアンルーレットする気だわ。というかロシアンルーレット好きすぎるやろ。
「ブオォオオオオ!!」
キングゴブリンはこん棒の攻撃を食らわせようとする。
「お!!やる気マンマンだなぁ。ほな行くよ」
突っ込んでくるキングゴブリンに対して支配人は拳を作り…
「パァアアンンチィィイイイイイ」
作った拳をキングゴブリンに向け殴る。
HP 150/300
「これは外したか…残念」
外したのに150与えているやん。おかしいって。
・・・・多分結構力抑えてますよ。
「え?嘘やろ。おかしいって」
「ンコォオオオオオオ」
キングゴブリンは怯んで倒れている。
「じゃ続きやろっか。うおおおおおおおおおおおお」
拳を作っている。
「怒ッ火ーんパーンチ!!」
「うおおおいいい!!俺も必殺技パクんなって」
「いってぇー---」
あ!外して地面を殴った。あの距離で外すか?
「うごぉおおおおお!いてぇええええええ」
めっちゃ悶絶しているやん。ていうか今思ったんだが、これ会心の一撃を引かなくてもキングゴブリン倒れるんじゃね?まあいいか。本人が楽しそうだし。
「ウゴォオオン!!」
起き上がったキングゴブリンはこの状況の目にし、チャンスだと思った。
「ブオォオオオオ!!」
そして攻撃をしようとするがこれが支配人の罠ということには気付いていなかった。
「なーんてね」
支配人は即座に起き上がった。そして
「これが本当の……うおおおおおおおおお!!」
「怒ッ火んパーンチ!!!」
もうなんも言わないぞ。俺は。
俺のをパクった攻撃は今度は見事命中し、
HP 0/300
キングゴブリンは倒れのだった。
「なんと勝者、ゾルダ・ディギィ!!!!」
「いぇーい!!」
と俺の方を向きピースしてきた。
支配人は俺の技をパクってCランクを倒したが俺はDランクに50しか与えられないんだぞ。威厳がなくなるのだが。
・・・・元々、威厳なんてないのでは?
「おいー--。それは言っちゃいけないですよ。本当に言っちゃいけませんよ」
・・・・なんで2回言ったんですか?
「大事な事なので」
・・・・。
黙っちゃったよ。
支配人が来た。
「225番君。オメェの技パクったよー--!!」
笑顔で言ってくる。
「殴っていいですか?」
「なんでよ」
「俺の威厳のためです」
「うーん。いいよ」
ん?いいよ?この人ドMか?
「やっぱやめておきます」
「ちぇ。なんだよ。オメェのパンチ食らいたかったのに…」
やっぱドMかも。
「なんでですか?」
「なんだろう。興奮するじゃん」
確定でドMだ。
逃げよう。
「ちょ待てよ」
追いかけてくる。
「来ないでください!!」
「俺にパンチしてくれ!!!」
逃げ回ったが結局捕まったのだった。
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