表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/21

当然だな

俺は料理をお嬢に運んで、食べるところを見ている。

「いただきます」

ナイフでステーキを切り、フォークでステーキを口に運ぶ。


「んん!!美味しい!肉汁があふれ出てきてジューシー!これは誰が作ったんだ?」


「こちらはアクセル様が」


「!?お前、料理出来んのか?しかもこんなに美味しく…」


「当然だな。俺だからな。すべてを超越する…。俺こそが最強だ…」

そう口で言っているものの、食べられる前には緊張していた。だが食べているときの笑顔で緊張は解けた。料理人というのはそういうものなのかもしれない。


人を笑顔にする。それこそが料理人の務めであり、俺の生きがいだと思っている。


「このナルシスト!」

俺の言葉で少し笑顔にできたと思うと少しにやけてしまうな。


「ふッ」

にやけている。



食事は終わり、自室を紹介される。

「ここが自室です。ご自由にお使いください」

そこにはおっきなベッド、外を見下ろせる窓が付いている。


「おお。ふっかふか!ひっさし振りのベッド!!」

旅を始めてから野宿だったからなー。背中とか痛かったからなー。ひとまず解放される。


「では失礼します」


「はーい」

フィレンツェさんは仕事に戻ってしまった。どうフィレンツェさんはやらメイド長らしい。大変だなーメイド長は。


「さて…。ハンティングに行こうか」

窓から飛び降りて外に出よう。それか飛んでいこう。


飛び降りる。

「とう!ドヤァ」

誰も居ないのにドヤ顔を決める。


「よし…。忍び足…忍び足…」

なぜハンティングに出るかって?そりゃあ今ここで魔物になにが起きているか知りたいからだ。情報は先に仕入れておかないと。


「飛ぶか」

地面を蹴り、翼を広げ空に飛ぶ。


雪は降っていなく視界は悪くないと言いたいが、今は生憎、夜だ。俺には暗視なんてものはない。故に明るくしなければならない。方法は松明だ。左手はふさがれるがしょうがないと思うしかないか。


「うーん」

見る限り、おかしくはないな。もう居なったのか?ブロンの連中。居るのは知ってんだよ。でも細かくは知らないからな…。だけど奴らが雪男のところを荒らした確信は持てる。近くに居るはずなんだ。


「でもなー。やけに魔物が少ないな」

これもブロンの連中の影響なのか?放っておけないな。生態系が崩れると、魔物が元々いた場所にいなくなり、人の居るところに来るかもしれない。それが屋敷とかアザの街かもしれない。それは阻止しなければならない。


「一向にブロンの連中が見えないな。隠れているのか?話を聞ければいいんだけど」

人が居るなら松明の光とか見えるはず…。見えないからな…。困った。困った。



「ぴっぴィー」

なんか鳴いているなー。鳥かな…。今はいいや。ブロン…ブロン…。


「ん?鳥なんか見当たらないぞ。なにが鳴いているんだろう」


「ぴっぴっぴィー」

なんだよ。もう。気になるじゃねぇか。そういうことだから鳴き声がするところに行ってみることにした。


「ぴぃいーーー。ぴぃいーーー」

どこだ?


ん?地面から聞こえる。

「ぴぃいいいぃいいーーー」


埋まっているのか?

「ぴぃぴぃいーーー」


うん。埋まっているようだ。でもなー。気配は魔物じゃないんだよなー。てことは本当に鳥?


「ここか?」

お!掴めた。


「結構でかい鳥だなぁ!!」

すぽっと引っ張って出てきたのは…


「ぴぴぃーー」


「鳥じゃない!?これって…。ぐへ!」

宙に浮き、倒れた俺の頭に落ちたつぶらな瞳をしている、その生き物は…



「カピバラ!?」

カピバラらしき生き物はこの世界には居ないはずだ。どういうことなんだ?


「ぴぴぃいいいーー」

俺の顔の上で喜んでいる。見えないけど。


俺はカピバラを持ち、地面に置いた。

「ぴっぴぃー!」

踊っている。なんかかわいい。


「君はカピバラで合ってる?」

一応聞いてみた。


すると人間の言葉を理解したようで頷く。


「おお!すごい!よーしよし」


・・・・見ない生き物です。この世界の生き物じゃないです。


「おお。じゃあやっぱりカピバラだ!!しかしなおさらなんでここに居るんだ」


・・・・考えられるのは転移してきたとか。


「人間以外に転移とかあるんだ」


・・・・ええ。ごく稀にですけど…。1万年に一度程ですけど。


「すげぇじゃねぇーか。よしよし」


「ぴぴぴ!!」

喜んでいる…。癒されるぅ!


「かわいいなぁ。君は」


「ぴっぴッ!」


「ん?なに?どうしたの?ふむふむ…」


「恩返しとして使い魔になる!」


「え?俺についてきたいの?」

コクっと頷く。


「そうか。そうか。いいよ。じゃあ君は今日から俺の使い魔だ。よろしくね。よしよし…」


・・・・使い魔の呼び出し方を説明します。使い魔を召喚したい場合はその使い魔の名前を言うだけで召喚できます。また使い魔を自分の影にしまうことでいつでも呼び出すことができます。


「ぴぴぃーー!!」

うれしそう。かわいいーー!!


「よーし。よしよしよし…」


「ぴぴ…」


「ん?お腹減ったの?いいよ」

しょうがない屋敷に戻るか。大事な大事な家族だもん。


「じゃ捕まって。飛ぶから」




それから屋敷に戻る。

ちょっと騒がしい。


「アクセル様ー。どこいったのですかー」

あれ?俺を探している?


俺は静かに自室に戻った。


「申し訳ない気持ちになるな…」

ガチャっとドアを開けた。


「あ!どこ行っていたんですか!」

探していたのはメフィとフィレンツェさんだった。


それから説教されました。


「でなんで外に出たんですか」


「魔物を倒そうと…」


「なるほど。では今度行くときはひと声をかけてください」


「すいません…」

フィレンツェさんの手間までかけてしまって申し訳なくなった。


「それと…。これはなんです?」


「ぴぴ?」


「俺の使い魔です。かわいい奴で…」


「見たことのない生き物…。魔物じゃなさそう。新種の生き物?どこで見つけたんですか?」

フィレンツェさんは意外にも興味津々だった。


「ええと…。粉雪に埋まっていて、助けて…。あ!この子、お腹が減っていて…。その…なにかあります?」


「どういうのを持ってくればいいですか?何を食べさせていいのかわからないので」


「ええと…。リンゴです」


「わかりました」

ダッシュで料理場に行ってくれた。



「なんですか?使い魔なんてできちゃって」

メフィは敵意をむき出していた。


「この方の右腕は私なんだ…。お前の出る幕じゃない…」


「ぴぃいいーー!!」

怖がっている。


「やめてよ。かわいがってやらないと…。なあー。よしよし」


「・・・」

無言の圧力をかけている。


「ぴ…ぴぃいい」

訳:怖いですぅーー。たすけてーー。


「誰が何を言おうと私はこの人の右腕だ…」


「ぴぃいい。ぴぴっ」

訳:じゃあ左腕でいいですぅーー。


「左腕でいいってさ」


「そういうことじゃなくて…。新参者のくせにあなたにべったりしているのが嫌なんです」

どうやら嫉妬しているらしい。


「ぴぴぴっ!!」

訳:ごめんなさい!!



「持ってきました!!どうぞ」

早!


「ぴぃ!もぐもぐ…」

とても幸せそうな顔だった。


「ひゃー!!かわいい!!!」

フィレンツェさんは虜になっていた。


「撫でてもいいですか?」


「はい。どうぞ。あ!おなかをやさしく撫でると喜びますよ」


「はい!では…。よしよし」


「ぴ!ニコ!」

確実に喜んでる顔をした。


「いいですね。ねでるのは。名前はなんていうんですか?」


「そういえば決めてませんでした。どうしようか…」

カピバラだからな…。カピバラ…。バラ…。


「よし!決めた!」


「君はローズさんだ!!」


「ぴぴぃーーー!!!ぴぴぃ」

訳:ありがとうーー!!主ーー。


「なんでさんまでつけるんですか?」


「なんとなくです!!」

ということでローズさんを仲間に入れ、物語は進む!!

見てくれてありがとうございます。

よろしければ評価、感想お願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ