雪だ。雪!!
今日契約した悪魔のメフィのおかげでほとんど苦労せずに山を越えてしまった。そしてここからはレイに入る。しっかり買ったコートを着る。
「ここからは歩きだよ。上空は寒いからね」
「はい」
「しかしこのコートは暖かいな。いいの買ったぞ」
雪が降ってるなぁ。
「雪、どうよ。いいもんだろ?」
「はい。存外いいものです」
「雪は初めてなんだ」
「はい。ずっと故郷に居たので」
「じゃあさ。これからの旅でいろんなものを見ていこうぜ!」
「そうですね。新しい体験は楽しみです」
「よし!いい意気だ」
「あの…。ずっと気になっていたのですが…。なんで頭防具しか装備していないんですか?」
「え?そんな気になる?」
「はい。すごく」
「…事情があってね。顔が見せれないんだ。顔を隠せるように頭防具をつけてるんだ。あとは全身に防具つけないのは金がなくて…」
顔の傷はちょっとコンプレックスだから…。見せられない。
「そうなんですね」
「まあお金っていう面の方が大きいかな。金…金…金…」
つくづく金というものは楽して稼げないと思う。苦労して苦労してやっと手に入れられるのが金というものだと思う。騎士団などの命が係わる約した悪魔のメフィのおかげでほとんど苦労せずに山を越えてしまった。そしてここからはレイに入る。しっかり買ったコートを着る。
「ここからは歩きだよ。上空は寒いからね」
「はい」
「しかしこのコートは暖かいな。いいの買ったぞ」
雪が降ってるなぁ。
「雪、どうよ。いいもんだろ?」
「はい。存外いいものです」
「雪は初めてなんだ」
「はい。ずっと故郷に居たので」
「じゃあさ。これからの旅でいろんなものを見ていこうぜ!」
「そうですね。新しい体験は楽しみです」
「よし!いい意気だ」
「あの…。ずっと気になっていたのですが…。なんで頭防具しか装備していないんですか?」
「え?そんな気になる?」
「はい。すごく」
「…事情があってね。顔が見せれないんだ。顔を隠せるように頭防具をつけてるんだ。あとは全身に防具つけないのは金がなくて…」
顔の傷はちょっとコンプレックスだから…。見せられない。
「そうなんですね」
「まあお金っていう面の方が大きいかな。金…金…金…」
つくづく金というものは楽して稼げないと思う。苦労して苦労してやっと手に入れられるのが金というものだと思う。実際に騎士団などの命懸けの仕事ほど給料が高い。苦労に見合う対価。つまり金。命を懸けてやっと手に入れられるのが金だ。苦労しないで稼げる仕事はないと思う。
俺は金が欲しいが苦労しないで稼ごうとは思っていない。カンパニーを作り、金をがっぽがっぽしたいがアイデアを練るという工程を無視して苦労をしないという事はしたくない。
俺は苦労して掴んでみせる金を!!!
しかし労働はクソだ。それは俺が日本で働いていたブラック企業でわかったことだ。苦労しても結局のところ自分が楽しまないと意味がない。それでは当然、やりがいはなくなる。労働に楽しさややりがいってのは少なくとも俺は経験したことがない。俺の場合は朝早くから出勤し、夜遅くまで労働。随分とつまらない。だからクソと結論付けた。
「おーい。どうしたんですか?」
「考え事してた」
「なるほど。金がなにか関係あるんですか?」
「え?なんでわかるの?」
「ずっと金、金と言っていたので」
やべ。心の声が出ていたか。
「金は俺の野望だからね!!」
「?」
なにがなんだかわからないという顔をしている。アクセルがなにを言っているのかわからない顔だ。
「俺の野望は不滅だぁーー!!!」
とりあえず叫んでおく。
「おもしろい人ですね。あなたは」
話は変わって…
「ねぇ。悪魔って主食なに?」
「人間と変わらないです。個人的には肉が好みです」
肉が好きなんだね。覚えておこう。
「あの…。なんで今、キノコ食べてんですか?」
今、俺はキノコを食べながら歩いている。理由は小腹が空いたからだ。
「いやー。キノコが苦手だから克服しようと思っておやつとして食べてる」
「苦手克服はいいことです。ちなみにそのキノコは微量の毒があるのですが大丈夫ですか?」
「ん?知ってるよ。でも人体に影響ないんでしょ」
「いやいや。普通の人が食べたら腹壊しますよ」
「え?」
ナビさん、嘘つきました?
・・・・
なにも言わない。
「そんなの食べて大丈夫なのですか?腹大丈夫ですか?」
「そう言われたら…。は…腹がががが…」
「大丈夫ですか!?」
「うぐ…」
すぐ近くに来てくれる。
「うおおおお!!」
ばん!と音がする。
「本当に大丈夫ですか!?」
「へーきだ…から…」
かすれた声で言う。
「うおおおおおおお!!」
爆発が起きる。
「ごほッ!大丈夫ですか!!?」
「お!なんかよくなった気がする」
爆風によって舞った雪が消え、姿が見えるが…。
「え?2人?」
アクセルが2人になっていた!!
「なんだ?お前ぇ」
「てめぇこそなんだ?」
「俺は俺だ!」
「じゃあ俺も俺だ!」
「うっせぇ。俺が俺だ」
「なんだとぉ!俺だ!!」
「違うね!!」
バチバチに睨みあう。
「分身した?」
するとぼん!!と音が鳴る。
「あ!戻った。なんだったんだ」
俺自身なにが起きたのかわかっていない。キノコの副作用か?
「なんだったんですか?」
「わからん。でも多分、もう分身しないと思う」
「は…はあ」
「さて行こうか」
すると雪が強くなり、吹雪になる。
「おお!強くなったね。どっか休めるところに行かないと…。この辺に洞窟はあるかな?」
洞窟の入り口で弱まるまで休むか。
「視界が悪いですね。これじゃあどこにあるかわからない」
「しょうがない。感覚を頼りにするか」
洞窟というのは魔物の住処だ。魔物の気配を感じる方に行く。
俺は意外と気配を感じるのが得意でね。これもあのお姉ちゃんのおかげみたいな感じかな。あの人、ずっとストーカーするから感じるのが得意になってしまったんだよな。
「うーん。こっちかな…」
感覚を頼りにして洞窟に辿り着く。
「すご。なんでわかったんですか?」
「ん?ああ。気配を感じるところに行っただけだよ」
「まあ休めそうでよかったよ」
とりあえず、火ィ熾すか。木の枝を持っているから…。
すりすり…とし、火を熾す。
「初めて熾したけど…。結構簡単だな」
「あの…。気を使って言ってなかったませんでしたが…。魔法を使えばもっと簡単でしたよ」
「あ!言ってなかったっけ?」
「え?なにがですか?」
「俺、魔法使えないんだよね!」
「ごめんなさい」
「え?ああ。いいんだよ。結構、気に入ってんだよね。自分の魔法が使えない体が」
「え?」
「俺はさ。フィジカルとスキルで戦うの好きなんだよね。遠距離でちまちまやるのはなんか性に合わないっていうからね。俺は近距離戦闘が一番楽しいからね」
ゲームでも銃キャラより近距離パワー型のキャラばっか使ってたなー。
「戦闘は楽しんでなんぼよ!」
しっかり受け継いでるんだな。俺は…。支配人の言葉を。
「座右の銘って感じですね」
「うん。まあそういうことになるのかな…」
ありがとうございます!!支配人!!
「この言葉は大事な人から受け継いだものだから大事にしないとな…」
俺の心には支配人、シンさん、クロエが居るのかもな…。そろそろ墓参りかな…。しっかり花を手向けないとな…。
「相当、大事な人だったんですね」
「ああ。”家族”みたいな人だったよ。いや家族だった。血はつながっていなかったけど家族だった」
少し黙って静寂が流れる。
だがその静寂を壊したのは一つの声だった。
「きゃあーー!!」
誰かの悲鳴だった。
「行くぞ!!」
「はい!!」
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