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実は…

「実はさ…私結構強いんだよ」


「そうなんですか!?どれぐらい強いんですか?」


「うーん。剣聖くらいの実力はあるよ」


「け…け…剣聖!?エグいじゃないですか」

剣聖レベルの実力者が小さい村に居るんだよ。まあでもまだ戦ってないから嘘か本当かわからないな。嘘ついているようには見えないけど。

「そんなに強そうに見えないかな?」


「いえそんなことないです」


「まあいいや。稽古みたいな感じでいいですよね?ガチでやりますけど」


「ああ。かまわない」


「あ!今思いついたんだけどさ。勝った方に負けた方がなんでもやるってのはどう?」

なんかニヤニヤしてるんだけど。絶対下心あるじゃん。


「いいぞ」

おいぃいい!勝手に言わないでくれ!!断ろうとしていたのにーー。


「ほれ。これで戦え。我はここで見てるから」

そう投げて渡されたのは、なんか強い剣とかではなく普通の剣だった。何気に剣を使うのは初かもしれない。よーし頑張るぞー。


「早くやろうよ」


「あ。はい」


「じゃあ始め!!」

その声が聞こえると俺は攻める…のではなく受けの体勢に入っていた。なにしろ剣なんて使ったことないから攻めたらなにか隙を見せるかもしれない。だからカウンターができるように受けの体勢に入っていた。


エリシャが攻撃しようとしてくる。

「!!」

速い!!だがカウンター。


「・・・」

なに!?バク宙で避けられた。簡単にはいかなそうだ。普通に攻撃したら隙を見せそうでやばそうだしカウンターしても避けられる。剣聖クラスの実力ってのはブラフではなさそうだな。


「強いでしょ。お姉ちゃん」


「はい。かなり」


「ふふ。うれしいよ」

そう言うと凄まじい速さで連撃を食らわせてくる。俺はそれをガードするが押される。


やっぱり速いがパワーも凄まじい。単純に身体能力がすごいのか、それともそういうスキルを持っているのか…。わからないけどな。


「すごいね。ここまで耐えれるって。強くなりそうだね。楽しみだよー」


「そう言ってもらえてうれしいですね。でも耐えるだけじゃなくて攻撃もしたいですけどね!」

そう言って刎ね返す。


「すごいよ。吹き飛ばされちゃった」

簡単に倒されるかってんだ。せいぜいあがいてやるよ!!



「!?」

刹那、俺の剣が飛ばされる。


「なんだこれ…?」

見えなかった。一瞬で間合いを詰められたのか?だとしても速すぎるだろ。まじで一瞬だったぞ。


「勝負ついたな」


「やったー。じゃあ約束通り、なんでもやってもらうよ!!」


「な…なんでも」

なにをやらせるんだ?助けてくれー。


「じゃあ——」

ゴクリと唾を飲む。



「敬語をやめてもらえるかな?」


「は?」

意外だった。もっと変な事かと思っていた。


「え?なんで?」


「親しい人に敬語使われたら堅苦しいじゃん。私そういうの苦手だから敬語やめてくれる?」


「ならわかりまし…わかった」


「よろしい」


「じゃあ休憩するか。昼飯時だし」


「それなら持ってきましたよ。サンドウィッチ」


「そうか。ならそれをいただこう。ありがとうな」


「ありがとう!!」




サンドウィッチを食べた後、俺は魔物の討伐に駆り出されていた。

たしかこんな感じで


「お前、魔物討伐してこい!」


「え?急に」


「ゴブリンの村が名も無き村の近くにあってな、危険が及ぶ前に潰しておきたい」


「なるほど。それで俺と」


「そうだ。1人で倒してこい」


「はい。では武器はありますか?」


「えー。じゃあこの斧でいいか?」


「使えればいいです」


「じゃあ持て」


「重!!」


「下半身で重心を保て」


「持てました」


「じゃあ行け」



って感じだったな…。急に言われたからびっくりしたよ。まあ丁度LV上げたかったしいいや。


「たしかこの辺だった気が…」

居た居た。なんか話しているな。


「ギョエ!!ギョギョ!!」

なに言ってるかわかんねぇ。


まあいいや。早く倒して帰ろうっと。


斧を構えてから…

「早く倒したいならこれだよね。ポーズ!!」

時が止まる。


「やっぱ重いな。振れるか?」

1体のゴブリンを目掛けて振る。


「あ!いけた!ちょっとグロい」

ゴブリンは真っ二つになる。


「1体ずつやるのはちょっとめんどいから…。回転したら巻き込めるか?」


「斧に体がもってかれないようにっと。ぐるぐる…」

回転させ始める。


「大回転切り!!」


「結構いけるな!!よし!!」

ザクザクと1体2体と切り刻み…


「これで終わりかな…?」

と止まる。


「やべ…止まると目がぐらぐらに。ぐえ」

倒れてしまう。


「時よ動け…ぐへ」

止まった時は動き始める。


「アクシィ!!大丈夫?」

茂みから出てきた。


「あれ?お姉ちゃん?」

まだ目がぐらぐらする。


「なんでここに?」


「いやー。気になったからついて来ちゃった」


「てか見ていたけどどうやってゴブリンを倒したの?なんか急にバーンって倒しちゃって」


「そ…その前に目がぐらぐらって…。ぐへ」

目をつぶる。


「アクシィーーーーー!!」

死んだような反応しないで…。



目が覚める。

「は!ここは?」


「おはよう!」


「あれ?お姉ちゃん?」


「あ!そうだ。ぐるぐるしてぐらぐらしたんだ」


「なにそれ?」


「てかこれ膝枕?なんで?」

どうやら膝枕をされているようだ。


「寝ちゃったからだよ」


「じゃあ起きるね」


「あー。楽しかったのに…」



「そうだ。ゴブリンどうやって倒したの?」


「え?まあ、この斧でぐるーって」

事実だしな。


「ふーん。じゃあさ見えなかったけどそれはどうやったの?」


「ぐッ!」

できるだけポーズの事を隠しておきたい。なぜかって?大事な時の必殺技は隠しておくもんだからな。だから隠しておきたい。


「なんか秘密あるんだ。じゃあさお姉ちゃんだけに教えてくれない?2人だけの秘密ってことで誰にも教えないから!」


「えー」

誰にも教えないならいいけど…。でもどうしようか。


「ね!誰にも教えないからー」

まあいいか誰にも教えないなら。


「ええと。なんて言ったらいいかその——」



「えええええ!!?!?時を止めれる!?それは本当なの?」


「急にゴブリンが倒された。それが証拠だよ」


「たしかに。一瞬で倒しちゃったからね」


「そういうこと」


「どうやったら使えるかな?」


「え?使いたいの?」

元々強いのにもっと強くなりたいのか?


「そりゃあ。弟と同じものがほしいからね」


「えー?でもな。俺の場合、なりゆきでもらったし…。教えられるかな」


「なりゆき?もらった?どうやって?」


「うーん。天から授かった」

あながち間違いじゃないだろ?


「そういうことね。じゃあコツ教えてよ」


「コツ?」


「そう。どうやったらできやすいとか」


「どうやったらできるじゃなくて言葉を発したり、思ったりすることでできるからコツってのはないかな」


「じゃあなにその言葉ってのは」


「”ポーズ”だよ。簡単でしょ」


「じゃあやってみよ。ポーズ」


「まだできないよね——」

木を見てみると落ちてくる葉っぱが止まっている。


「できた!」


「え?まさか止まった時の世界に入門してくるとは…」


「意外と簡単だったよ」


「まじかよ。天才肌だわ。このお姉ちゃん」


「ポーズを使うと10分間ポーズ使えなくなくなるから気を付けてね」


「そうなんだ。使いどころを注意しなきゃね。気を付けよう」

やっぱりあのところで遅れていなかったらクロエを救えていたのかな…。


やべ!ちょっと暗くなっちまった。でもなんで俺だけ残っちまったのかな。シンさんに支配人…。やめだやめ。暗い話はやめておこう。



「どうしたの?」


「あ!いやいやなんでもない。ただこれからどうしようかなって」


「どうしようかなって?」


「いつか道場を出てやることをやりに旅に出なきゃいけないんだよ。その準備をどうしようかなって」


「簡単だよ。アクシィは師匠のシャルさんのところで修行して旅に出るための力をつける。それだけだよ」


「そっか。そうだよね。ありがとう」

見てくれてありがとうございます。

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