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式神

作者: 歌川 詩季

 アニソンぽく!

 使役(つか)われるだけの魂を紙きれに刻み

 競いあえるのなら薄さも また(するど)

 影とかたちまで(さだ)められちゃ せめて面構(つらがま)

 ()みしめる奥歯には一文字(いちもんじ) 結ばせてくれ


 てのひらで踊るより千切れるまま吹雪を舞わせたい

 散り(ぎわ)こそが(のこ)された最初の自由なのか


 我ヲ強ク(ハナ)

 ()じた鎖の先端でも 其処(そこ)(やいば) 光らせるとき

 そいつを生き様と呼べるだろう

 今ダ 強ク(ハナ)

 暴力と運命に牛耳られた世界に(あらが)

 (すべ)はきっとひとつだ

 それぞれが持ちあわせて それぞれにしか持ち得ない



 解呪(ほど)かれるだけの願いでも紙きれに()せて

 叶えるつもりなら軽さは また(はかな)

 ()まれ育ちなど選べなけりゃ せめて立ち姿

 踏みしめる靴底でその返事 (えが)かせてくれ


 くちびるで(うた)うより(だま)ったまま瞳をみつめたい

 静寂こそがものを言う最期のチャンスかもと


 我ヲ強ク(ハナ)

 濡れて(したた)銃口じゅうこうへと ()けた弾丸(たま)疾廻(はし)らせるとき

 こいつが生き様と誇れるんだ

 今ダ 強ク(ハナ)

 理不尽と不意討(ふいう)ちに(いろど)られた世界を愛せる

 (にえ)はおのれひとつだ

 それぞれで持ち寄っても それぞれにだけ持ち去った

 好きな漫画がイメージにあったりはします(笑)


 挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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