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⑨お友達との初ランチ!嬉しくなるリリアンヌ&桜様。

圧倒されつつ初めてのお友達とのランチである。



かなり驚いた桜とリリアンヌであった。



この子はリリアンヌを虐めていた筆頭なのでは?と、桜おばあちゃんの頭の中では?マークで一杯であるが。



目の前に座るユリースとその友達であろうご令嬢はキラキラと輝く瞳でリリアンヌを見つめている。







ユリース様のお友達はルイーズ・ロベール子爵令嬢と言うそうだ。

二人は子供の頃からの友人で実はリリアンヌに憧れて、同じクラスになったのを期に何かと仲良くなりたいと声を掛けてはみるものの、ユリースが毎回緊張しすぎて上手く気持ちを伝えられない上に、今までリリアンヌは俯いてばかりで全く関係性を作れずに2人は途方に暮れていたらしい。




リリアンヌにしてみれば、自分は皆に嫌われており自分と友達になりたいと思う人が居るなどとは、思ってもみなかったのである。





驚いているリリアンヌを感じつつ、



そりゃ、こんな美少女周りがほっとく訳ないのよ!

リリアンヌちゃんには自分を正しく認識してもらう必要があるわね!  

と更に意気込む桜おばあちゃん。




2人の話では、王太子の婚約者であり美しく優秀なリリアンヌは実はかなり人気があるらしい。

ただその分、妬みややっかみから嫌がらせを受けているのも事実だそうだ。




楽しく喋る2人を見つつ、そっとリリアンヌに話かけてみる。




(リリアンヌちゃんが思ってるよりも、世界はもっと明るくて優しいんじゃないかしら?)



(えっ、どう言う事でしょうか?)



(きっとリリアンヌちゃんと仲良くなりたいと思ってる子はもっと沢山居るって事よ!)



(そうでしょうか?私なんか・・・。

でも、もしそうならとても嬉しいです。)



(きっと大丈夫よ、一緒に頑張りましょう!)



(はい、ありがとうございます。桜様。)







ユリースもルイーズもとても優しい人柄で、いつもはハキハキ明るく話すリリアンヌが、時々おどおどする様子を不思議に思いながらも、どんなリリアンヌ様も素敵!と受け入れてくれるのであった。





お読みいただきありがとうございます。

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