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生きることを諦めた公爵令嬢はなぜか励まされる!  作者: Erriy
第4章 公爵邸から王都へ
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78 間に合ってくれ!


魔法陣は光を失い。



魔法陣の力で浮いていたリズは落ちる。



皆にはスローモーションの様に、ゆっくりとリズが落ちていくのが見えた。



フランは力一杯床を蹴る。



間に合ってくれ。



間一髪。



リズの下にもぐり込む様にして、リズをキャッチしたフラン。



意識の無いリズを優しく、でもけして離さないっと言うように抱きしめる。



カイルやオリヴィア。

スール神。

皆が集まって来てリズを気づかう。



「息はしているから一先ずは大丈夫。きっと、限界まで魔力を使ってしまったのでしょうね。」

とオリヴィア。



そして、リズを抱きしめて震えるフランを抱きしめる。



カイルはそんなフランとオリヴィアの背中を撫でる。

大丈夫!大丈夫!と言うように。



少しして、フランの震えが落ち着いた頃。



「フラン君、お願いがあるの。」



「はい、オリヴィア様。何でしょうか?」



「リズは今、身体の中の魔力が空の状態なの。休んでいればゆっくり回復はするのだけれど、もしリリーちゃんのエネルギーを分けて貰えればきっと魔力も早く回復してリズの身体への負担も少なくて済むと思うのだけど、お願いしてみて貰えないかしら?」



それを聞いたフランは、

「分かりました。すぐに行ってお願いしてきます。」

と言って、ぎゅ~とリズを一度抱きしめオリヴィアへ託した。



フランが行ってしまうと。



「あぁ、とは言ったものの本当にリズは大丈夫なのかしら?

こんなに小さな身体で、こんなに力を使ってしまって。

このまま意識が戻らなかったらどうしましょう。」

涙が止まらなくなるオリヴィア。



「この子は強い子だ。

なんせ中身は桜様だしな。大丈夫だよ!オリヴィア。 

大丈夫!大丈夫!」



「気休めにしならんかも知れないが、私にも少し手助けをさせて貰えないか?」



声の主はスール神。



「助けられてばかりでは申しわけ無いからな。」

と言って、リズの小さな手を握り、ゆっくりゆっくりエネルギーを送る。今のスール神ではほんの気休め程度しかならないかもしれないが、何もせずには居られなかったようだ。


いつもお読みいただきありがとうございます☆

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