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生きることを諦めた公爵令嬢はなぜか励まされる!  作者: Erriy
第4章 公爵邸から王都へ
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59 公爵家大集合!

公爵邸に到着した一行は、オリヴィアの指示の元、各自部屋を割り振られ休むこととなった。




子供たちは久々に家族揃って過ごせるのではと期待したが、公爵領を目指してかなり無理をした様で顔を見る暇もなく翌日まで父も祖父も起きては来なかった。




翌朝リズが食堂に向かうと、こざっぱりと身なりを整え頬がコケてはいるが元気そうな様子のカイルとレオンが食堂にて皆と嬉しそうに話していた。



和やかに朝食を終え皆で執務室へと移動する。




家族全員に加え、王都の執事と公爵領の執事、公爵家騎士団の団長、副団長と大所帯での報告会件会議となる。

因みにルイーズは家族扱いで参加である。




「先ずは、王都の様子を報告する。」と当主であるレオンが話し出す。




「王都は謎の病気の蔓延、治安の悪化、不満を訴える民衆が王城に押し寄せてての混乱。その後、謎の黒い霧が王城より漂い王都に蔓延。視界不良と水の汚染を確認している。

城に詰めかけた民衆に対しては門番が対応していたが、黒い霧が確認されたころから門番の対応も無くなった。

状況確認の為に城へと送った部下は三人とも帰って来ていない。

異常事態と判断し、他家とも相談して希望する民衆をひきつて領地に移動する事にしたんだ。


因みにベルナール公爵家の井戸水だけは、何故か汚染を免れていた。」




とレオンが話した途端、執務室の女性陣が「まあ。」と言いながら私を見た。




えっ。水?水には何もしていないけどな?と思いながら。




「みずには、なにもしていませんよ?」

と幼児スマイルを向けてみる。




「リズちゃんお屋敷をくまなく浄化していた様だから、井戸にも効果が残っていたのかもね!」とフラン君。




「おーすごいですねー」

手をぱちぱちっと無邪気に喜んでいると、




「浄化とは何だい?」

とレオン父様。




「ん~みんなに、くろいのついてたから、えいっえいってしたのよ。」

自慢げに胸を張って答える。




「んっ?んっ?」

困った顔で皆に助けを求めるレオン父様。




「リズが防御壁を使える事は報告したわよね?」

オリヴィアが話し出す。




頷くレオンとカイル。




「どうやらリズは防御壁よりも先に浄化魔法が使えたようなの。」




「えっ、防御壁よりも先に?」

「浄化魔法が使えた?」

驚いた二人が交互に呟く。




「いやいや待ってくれ、防御壁より先だなんて。

0歳の内から使えた事になってしまうじゃないか・・・」




「ええ、本当にビックリなんだけれどそうなのよ!」




カイルもレオンも、騎士団長も副団長も驚いた顔で私を見てくる。




「驚きついでに言ってしまうけど、リズは桜様の生まれ変わりで。

リリー様と言う龍族の長の奥様が神の泉に攫われて、そこからこぼれ落ちた魂のかけらがリリアンヌになったんですって。

そして、リリアンヌは消滅しかかっていたところを龍族の長、アラン様と言うのだけれど、そのアラン様に助けられてまた、長の妻として元気に過ごしているわ。」



驚き固まる2人。

騎士団長と副団長はポカンとしている。




「んんっ?では、リリアンヌは生きていると言う事かい?」




「ええ、そうなの。」

涙ぐむオリヴィア。



「そうか。オリヴィアはリリアンヌ会ったのかい?」



「ええ。意図した事では無かったけれど、私だけ先に会ってしまってごめんなさい。」




「いや、構わないさ。そうか、リリアンヌは生きていたのか。

私も是非会いたいものだね。」




「母上。リリアンヌの件も勿論驚きなのですが、リズが桜様の生まれ変わりと言うのはどう言う事なのでしょうか?」




「それに関しては、良く分からないけれど、本人がそう言ってるのよ。」




「はい、やまもとさくら75さい。+リズになって1さいです!」




「えっ、リズは1歳で。でも桜様は75歳?桜様は60歳と言ってませんでしたか?」




「レオンとうさまさすが!!リリアンヌちゃんのなかに、いたときは60さいでした。でもわたしは75さいまでいきました!」

どや顔で言うリズ。




困惑するレオン父様。



「フランく~ん、せつめいおねがいします。」

困った時のフラン君で、説明を丸投げしたリズなのでした。













今日もお読み下さりありがとうございます。


大きな台風が来ていますね。既に暴風圏内の方もこれからの方もどうぞお気をつけください。

大難が小難に、小難が無難になりますように。

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