表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生きることを諦めた公爵令嬢はなぜか励まされる!  作者: Erriy
第3章 改めまして山本桜です。
52/88

52 公爵家の神事

みなが考え込む中、


「あのっ、現在王都に発生している黒い霧がもっと以前からの物だと仮定して、

 それをリズちゃんが消すことが出来るとするなら、リズちゃんが王都を離れた事が黒い霧が蔓延している原因だと言えないでしょうか?

 そして、移動中に襲われた事も関連があると考えるべきではないでしょうか?」

 と、フラン君。




「では、リズが王都に戻れば霧も消えて、民も落ち着きを取り戻すと?」




「そんなっ、危険すぎます。リズはまだやっと一歳なのですよ!!」



「分かっているわ。落ち着きなさいユリース。あくまでも可能性の話よ。」



「はい。申し訳ありませんお義母様。」




「どう思うリズ?」



問われたリズは無意識に自分用に作って貰った前掛けの端をサワサワしつつ、

「ん~おおきなかたまりは、みたことないので、けしたりおいはらったりできるかは、わからないですね?」




「そうよね。」

と言いながらまた考え込むオリヴィア。




「エスポストア様が言っていた神事と言うのも気になりますね。

 オリヴィア様ベルナール公爵家では、特別な神事はありますか?」



「王家ではなく、公爵家の神事が知りたいの??」




「はい、詳しい内容までは秘匿事項もあるでしょうけど、何かしら該当するような事柄はないでしょうか?」



「そんな難しい物はないけれど、毎年決まって秋に当主が執り行う神事はあるわよ。

 毎年その日には領地で盛大にお祭りを開くの。

 食べて飲んで歌って踊って、今年の実りに感謝して。厳しい冬もこれで乗り切れますってスール神に感謝する日ね。」




「どんな風に執り行うのか伺っても??」



「夜が明ける前にスール神が祀ってある場所に行って、祠があるからその前にその年の実りを供えるの。

 供え方に特徴があって、決められた五つの場所に決められた順番に供えていって。日の出に合わせて領主一族が感謝を捧げて日が完全に上り切ってから帰ってくるの。

 帰ったら一日領民とお祭りね。

 豊穣祭は公爵家や辺境伯家では何処も毎年行っていると思うけど。」




「王都では豊穣祭は無いのですか?」




「そう言われれば聞いたこと無いわね。

 王都でのお祭りと言えば、王の誕生祭ね。」




「神への感謝ではなく、王の誕生日を祝うのですか…」




「そう言えば皆スール神を信仰しているのに、何故王都では豊穣祭が無いのかしら…」




「ふむ。まだリリーの祖父が健在立った頃連れて行って貰った事があったが…いつの間にか無くなっただな。」




「えっと、アラン様行った事があるとはどちらにですか?」




「だから王都の祭りだな。」



「ええ、とても賑やかで楽しかったですね。皆がスール神に感謝!って叫んで乾杯して沢山お酒を飲んでいることには驚きましたが。」

 思い出して楽しそうに微笑むリリー。



「アラン様それはどのくらい前の事ですか??」



「ふむ。5,600年前か…我もリリーも子供だったから、もっと前かもしれぬ。」




「昔には王都でも豊穣祭は執り行われていたのね…」




アランとリリーの話で王都の豊穣祭が王の誕生祭に替わっていた事を初めて知り更に皆は考え込んでしまった。






今日もお読みいただきありがとうございます☆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ