43 懐かしい遊び
綺麗な青空に緑の絨毯。
遠くにはみっちりと木々が生い茂り。
爽やかな春の風が吹き抜ける。
そんな庭で、リズは懐かしい遊びをしていた。
手のひらを口の前に持ってきてフーっと吹くと丸い玉がフワフワと舞い上がっていく。
どこまでもフワフワと舞う玉にリズは首をかしげそれらを一度消す。
強度を弱めて5秒から10秒程で消える様にしてみた。
フワフワと儚げに舞い消える玉は前世で子供達と小さい頃に遊んだシャボン玉にそっくりになった。
懐かしい光景に幸せにな気もちになる。そして、それが遥か遠くの事に思えて切なくもなった。
昨日は一日に色々な事が起こり、最後に沢山話して疲れて眠ってしまったリズ。
子供達が眠ってしまった事で皆も用意された食事をとって休むことにした。
翌日は疲れを癒やすためにのんびり!なんて事はなく皆、謎の襲撃に備えて各々鍛錬をする事に!
特にリズは防御魔法の特訓をする事に。
そしてオリヴィアお祖母様を待っている間ふと、この広い公園の様な景色に懐かしい記憶が思い出されてシャボン玉もどきを見つめていた。
そんなち時、ダダダダダッ!!!ものすごい速度でオリヴィアがかけて来た。
「リズッそれは何??」
真剣な表情で聞いてくるオリヴィア。
「えっちょ、しゃぼんだまもどき?」
「シャボン玉もどきが何か分からないけれど、、、
私には丸い防御壁に見えるのだけど。」
「はあ、ちょうですね。
まるくしたら、しゃぼんだまにみえるかな~とおもっちぇ。」
「えっ待って、丸い防御壁なんて見たことも聞いたことも無いわ。
あんなに滑らかに丸く出来るなんて。。。。
五秒ほどで消えるって事は丸く作れても強度が保てないって事なのかしら。。。」
「えっちょ、しゃぼんだまはすぐにきえるものなので、きょうどをさげちぇいてましゅ。」
「じゃ、じゃあ強度を下げずにむしろ上げる事も出来るのかしら?」
「はあ、できましゅね~。」
リズは今度は前世のボールをイメージしてみた。
手にはちびっ子向けのゴムボールもどき。割れない代わりにポヨンポヨンしている。
リズは両手でエイっとばかりにボールを投げる。
ちっとも飛ばない代わりに、ポヨンッ、ポヨンッと地面を跳ねて転がっていく。
「えっ、なっ、えっ、防御壁なのに。丸いうえに跳ねてる。」
グリンっと効果音が付きそうな勢いでこちらを見たオリヴィア。
「リズ、私が触っても??」
「はい。だいじょうぶです。」
勢いにおののきつつ、こくこくと首を縦にふる。
オリヴィアはボールもどきを拾いしげしげと眺め。
指でぷにぷにと押して柔らかさを確かめる。
「なるほど。凄く不思議な質感ね。
これなら攻撃に使えるかもしれない、、、形を変えてこの質感を残せば敵の攻撃を跳ね返せるかもしれない。。。」
オリヴィアがブツブツ言いながらボールもどきを地面に落とし跳ね返りを確かめていると、興味を惹かれてリアとマチスが寄って来た。
「お祖母さまそれは何ですか??」
「おにいしゃま、これボールもどきよ。」
「「ボールもどき??」」
「しょうよ!」
リズは更にボールもどきを二つ出して兄に渡す。
「おにいしゃま、こうよ!こう!」
リズは動きでドリブルの真似をして見せる。
「たまがはにぇかえちぇくるところを、またたたくのよ!」
「えっこうか?」「こうかな??」
何度か試す内、ちゃんとドリブルが形になってくる。
「ちゅぎは、ぽんぽんしながらはしっちぇ!」
何度かの失敗を繰り返し、段々様になって来る兄達。
「おにいしゃますごい!すごい!」
抜群の運動神経であっと言う間にドリブルをマスターしたリアとマチス。
動き回って一汗かき、満足した兄達はリズの元へやって来て。
「リズは凄いな~。」「面白かったな~。」
と言いながら、リズを抱っこしてスリスリ、なでなでしてくれる。
満足したリズは眠気を覚え。うとうと。
少し離れて見ていたフランが寄って来て、
「リズちゃん」お昼寝しましょうか!」
「は~い」と言いつつ皆から離れたくなくてぐずるリズの為に一人掛けソファを二つくっつけて貰い、お昼寝タイム。
リズが眠るとリズが出した防御壁は(丸い形なので防御壁と呼ぶのも変な気がするが。。)消えてしまい。
興奮したオリヴィアがリズを起こそうとするのを止めるのに苦労する大人達なのでした。。。
何とか週一更新間に合いました。良かった( *´艸`)
リズのお喋りが流暢になったのは、昨日沢山お喋りしてお口が鍛えられたから!多分そう!!
今日もお読みいただきありがとうございます♪




