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生きることを諦めた公爵令嬢はなぜか励まされる!  作者: Erriy
第3章 改めまして山本桜です。
41/88

41 混乱するオリヴィア、ユリース、ルイーズ達

「お久しぶりですお母さま。」




「ユリース様、ルイーズ様、

私の家族を支えて下さりありがとうございます。」

皆を見つめながら次々涙がこぼれるリリー。




リリーの背中に手を当てリリーを労わるアラン。





そんな様子を見て。





「僕の方から説明をしてもよろしいですか?」

と、尋ねるフラン。




言葉が出ず、コクコクと頷きで返すリリー。





「では、少し長くなりますがお聞きください。

リリー様はリリアンヌ様として生まれる50年ほど前に

突然神の泉に飲み込まれてしまいました。」




「神の泉…」オリヴィアが呟く。




「はい。神の泉とはこの世界の神スール神の住まう世界の入口。

何処に在るかは謎と言われています。」




「私達の世界でも、突然人が居なくなればそれは、

神の泉に選ばれたのだから二度と帰っては来ないと

言われているわ。

もちろん、大抵は人の仕業。きちんと調べれば解決する。

でも、ごく稀にどんなに調べても見つからない事もある。

リリアンヌちゃんの様に…」




「リリー様は夫であるアラン様と一緒の時に、

突然現われた泉に連れ去られました。

ですから夫であるアラン様は神の泉を探し続けていました。

リリー様のエネルギーは感じるのにその場所が定かではない。

そんな苦しみの中、何年経とうとも諦めずに。

そんな時、不思議にも元のエネルギーとは別に、

人間の世界にリリー様のエネルギーを感じる様になりました。

アラン様は人の世に産まれたリリー様に気付かれてはいましたが

人としての短い時間が幸せな物ならば邪魔はしたくないと

神の泉を探し出す事に専念していました。」




「人としての時間が幸せな物ならば…」呟くオリヴィア





「はい。ですが人の世界のリリー様のエネルギーは

どんどん小さくなっいきました。

僕らはリリー様の魂が消滅の危機にひんしている旨を

伝えるべく公爵家に向かいましたが、残念ながら門前払い。

そうこうしている内に、待ったなしの状況になってしまい

リリアンヌ様をこちらにお連れしてアラン様が直接エネルギーを

補充する形で時間稼ぎをし、桜ちゃんにも協力してもらいながら

リリー様とリリアンヌ様の魂の繋がりを辿り、

分かれていた魂を一つに戻す事で消滅を免れ

リリー様を助け出す事が叶いました。」




「ざっと説明するとこの様になります。」とフラン。




「では、リリー様とリリアンヌの魂は元は同じと言うことかしら?」





「はい。そうなります。」





。。。。。。。





皆、考え込んでしまった。




そんな中オリヴィアが涙を流しながら。





「私はやっぱり駄目な母親ね。

あなたの苦しみに何一つ気付いてあげられず

娘を失った己の不幸ばかりを嘆いていた。

ごめんなさいね。りりーちゃん。」





「いえ、いえ。」リリアンヌだった頃の記憶に引っ張られ、

言葉が出てこないリリー。





「リリーしゃま、じびゅんのきもてぃをしゅにゃおにぃいちぇいいにょよ!」

(リリー様、自分の気持ちを素直に行っていいのよ!)




「はい、桜様。リリアンヌだった頃もよくそうやって私の背中を

押して下さいましたね。」




「しょう、ぎゃまんせじゅにじびゅんのきもてぃをちゃんちょこちょばにぃ

しにゃいちょてゅたわりゃにゃいにょよ!」

(そう、我慢せずに自分の気持ちをちゃんと言葉にしないと

伝わらないのよ!)





「ふふっ、やっぱり桜様は子供になっても変わりませんね。」




何やら会話を始めたリリーとリズ。




2人を見てポカーンとする公爵家の面々。

リズがリリーに対して話しかけているが皆にはさっぱりわからない。

なのにリリーはしっかりと返答していることに驚く。





「えっ、桜様?

リリーちゃんこの子はレオンの娘でスリズィエと言うのよ。」




「はい、お母さま。存じております。

お兄さまとユリース様の三人目のお子様ですよね。」と

にっこり微笑む。




「そっそう。そうなのよ。リズなの。」




「はい、新しいお名前はスリズィエ様なのですよね、桜様。」





「りりーちゃん、しょれではみにゃしゃんがこんりゃんしゅりゅわ。」

(りりーちゃん、それでは皆さんが混乱するわ。)




「そうですか。。。難しいのですね。。。」





「ふりゃんきゅんこちりゃみょしぇちゅめいおにぇぎゃいしましゅ。」

(フラン君、こちらも説明お願いします。)





「はい。では、桜様に付いて説明させて頂きます。

本日の公爵家の皆様で桜様をご存じなのはオリヴィア様だけで

宜しいでしょうか?」




頷くオリヴィア。




「桜様とは生きる事を諦めてしまったリリアンヌ様を

何とか助ける為にスール神が異世界より連れてきた魂です。

リリアンヌ様とエネルギーの洞調律が非常に高かった為

選ばれたようです。

実際アラン様がエネルギーを補充するまでリリアンヌ様が

何とか持ちこたえられたのは桜様の存在が在ったからでしょう。」





「ちょうよーきじゅいたりゃとちゅじぇんびしょうじょにょ

にゃきゃにいちゃおぢょりょきったりゃなかっちゃんだかりゃ。」

(そうよ、気付いたら突然美少女の中に居た驚きったらなかったんだから。)




「えっ、えっ、リズは何と??」




「気付いたら突然美少女の中に居て驚いたと、仰っています。」




「はあ、では、リズが桜様なのですか??」




「しょうでしゅよ。おりぃヴぃしゃんごぶしゃたでしゅ。

やまみょちょしゃくりゃにゃにゃじゅうごしゃいちょぷりゃしゅ

いしゃいでしゅ。」

(そうですよ。オリヴィア様ご無沙汰です。

山本桜75歳+1歳です。)





「リズは何と??」




「ご無沙汰しております。

私が山本桜です。と。」




「そうですか。。。」





「ちょっちょ、にゃにゃじゅうごしゃいぷりゃしゅいしゃいも

ちゃんちょちゅたえちぇよね!ふりゃんきゅん」

(ちょっと、75歳+1歳もちゃんと伝えてよね!!)




「ややこしいので却下で!!」




「え~~。ふりゃんきゅんちゅめちゃい。」

(え~フラン君冷たい。)




「気のせいですよ!桜ちゃん。

僕が桜ちゃんに冷たくなんてする訳ないじゃ無いですか。」




「あのっ、皆様には何故リズの言葉が分かるのですか?」





「私と桜様は一時同じ肉体に居たことによって完全に繋がっています。

ですので、桜様の感情や存在を感じ取る事が出来るのです。」




「そして、そんなリリーと我は繋がっている。

りりーは我の唯一だからな。」




「はあ。」分かった様な分からない様な微妙な表情のオリヴィア。

りりーとアランの次にフランを見る。




視線に気づいたフランは「僕は、ふふっまだ秘密です。」





「えーひみぃちゅってにゃによーおしえちぇよーふりゃんきゅん。」

(えー秘密って何よー教えてよーフラン君。)




「秘密は秘密ですよ!」





そんなやり取りを見てオリヴィア、ユリース、ルイーズは

考え込んでしまった。







今日もお読みいただきありがとうございます☆( *´艸`)

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