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生きることを諦めた公爵令嬢はなぜか励まされる!  作者: Erriy
第3章 改めまして山本桜です。
40/88

40 再会

緑色の屋根の家にフランは迷いなく向かっていく。

近づいて行くと、家の前に人が二人。




「アリャンしゃま~リリーちゃ~ん」と笑顔で手を振る私。

2人の姿を見たら、ホッとして笑顔が自然と出た。

先ほどまで、警戒してピリピリしていたフラン君も肩の力が抜けたようだ。




皆は誰だろう?と不思議がっている様だが一先ず黙ってついてくる。





到着し二人の顔が良く見える様になると、

大人たちがハッと息をのむ音が聞こえた。

そして静かに涙をこぼし始めたオリヴィアお祖母様。




そんなオリヴィアお祖母様を優しく見つめつつ、

皆を室内へと招き入れるアランとリリー。




広い応接室へと案内された。

初めての場所なのに何だか落ち着く、そう思わせる温かな部屋だ。

皆にお茶を出しアランの隣に座るリリー。

その隣に立つフラン。フラン君に抱っこされたままの私。




「まずは紹介させて頂きます。

龍族のアラン様、リリー様、そして僕はフランです。」





「こちらは、ベルナール公爵家のオリヴィア様、ユリース様、

エケベリア様、クレマチス様、そして家庭教師のルイーズ様です。」




「現在王都から公爵領に向けて移動中ですが先ほど何者かによる

不可思議な攻撃を受け、このまま移動の続行は不可能と判断し

アラン様とリリー様の力をお借りすべく参りました。

ここまでは宜しいでしょうか??」




「あのっ、先ほど龍族とおっしゃいましたがアラン様だけでなく

リリー様も龍族なのですか…失礼ながら人間ではなく…」

とオリヴィアが問う。




どうしたものかと視線を交わし合うアランとリリー。




「にぇえりりーちゃま。ちゃんとおはなちしちゃほうぎゃ

いいちょおもうにょ。じゃにゃいとみんにゃじゅっとかなちいままにゃの。」

(ねえリリー様、ちゃんとお話しした方が良いと思うの。

じゃないと皆ずっと悲しいままなの。)




困惑し、ぎゅっと握りしめた手を見つめるリリー。

その手を優しくアランの手が包む。

ハッとアランを見やるリリーにうなずくアラン。

へにゃりと表情を崩してうなずくリリー。





スーっと大きく息を吸い込んでオリヴィアを見つめ。

「お久しぶりです。お母さま。」





その言葉に、オリヴィア、ユリース、ルイーズの三人は息を飲んだ。












こんにちは、今日もゆったり更新にお付き合い頂きありがとうございます。

ここから公爵家のメンバーは脳内大混乱かと思いますが、大切な部分だと思いますので

丁寧に書いて行ければと思います。よろしくお願いします<(_ _)>

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