25 得意気なスール神と溜め息しか出ない皆。
すみません。遅刻しました(-""-;)
皆が絶句する中、1人楽しそうなスール神。
「このサンリンドンにこんなに沢山お客さんが来たのはいつ以来かなぁ~!
みんな、どうしたらここにずっと居てくれるのかなぁ~?」
「神様なら連れて来るのではなくて、貴方がこのサンリンドンでの仲間を産み出せば良いのでは?」と桜。
「僕は父様やお母様の様な事は出来ないよ。この世界を見守る様に言われただけだもん。」
「見守るって具体的に何をするのですか?」
「さあぁ???」
「「「「えっっっ」」」
「困っちゃうよね~。」とスール神。
皆が改めて絶句していると。
チリーン、チリーン。
チリーン、チリーン。
遠くから澄んだ鈴の音が!
チリーン、チリーン。
チリーン、チリーン。
だんだんと近づいてくる。
雲に乗った籠が。。。
スール神の前にスーーーっと降りてきた。
中からは。
真っ赤な髪に真っ赤な瞳。
朱に蔦の刺繍の入った衣を着た男性が降りてきて。
ゴチンッ!!!
スール神に拳骨を降らせる。
「いてっっっっ。」
叫んで踞るスール神。
「何やら騒がしいと来てみれば、スールよこれはどうした事か?
何故この神の世界に龍族の者と異世界の魂がおるのだ?」
「えーと。。。。
えへへっ。。。。」
もう一度スール神に拳骨をお見舞いした男性は。
スール神の頭に手を置いて目を瞑る。
スール神の頭と男性の手の間に丸い光が輝きだす。
暫くして。
「ハーっ。」大きな溜め息をつき。
改めて特大の拳骨を振り下ろす。
ゴヂッ!!
「五の兄様、痛いよ~。」
泣き出すスール神。
「黙れスールよ。
なんと言うことをしでかしたのだ。
神が守護すべき者に迷惑をかけるなど…
まして、異世界の者を連れて来てしまうなど…。
あちらの世界の神々に何とお詫びしたら良いことやら…。」
「えっ、私が突然リリアンヌちゃんの中に居たのももしかしてスール神の仕業だったの??」
驚く桜。
「そうだよ~だって、桜の魂とリリーの魂は相性がピッタリだったから桜にリリーの魂を助けて貰おうと思って!
僕、頑張ったでしょ!」
褒めて!褒めて!と得意気なスール神。
全員に溜め息で返されて。
不満げなスールなのでした。
お読み下さりありがとうございます☆




