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生きることを諦めた公爵令嬢はなぜか励まされる!  作者: Erriy
第2章 小さくなっていた。
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24 男の子現れる。


3人の前に現れたのは小さな男の子だった。





白のお尻が隠れる長さのチュニックに白いズボン。靴も白。





濃紺の髪はサラサラと顎のラインで整えられ同じ色の瞳はキラキラと淀み無く光る。





可愛らしい幼児は





「スッゴク強く光の繭でくるんだのに、異世界の魂には勝てないなぁ~。」





とても、呑気に「今日のお八つはなんだろなぁ~」とでも言うように。






「くっ、リリーをこんな所に閉じ込めたのはお前かっ!!!」

アランが怒りを滲ませながら問いかける。






「うん。僕だよ~。

だって、リリーってばここに居たく無いって言って暴れるから~魂がサンリンドンから転げ落ちちゃったし~。」





「貴方がリリー様をここに連れて来たの?」と桜。





「え~そうだよ~。

リリーは綺麗だし優しいから僕一緒に居て欲しくて~。」





「だからって、本人の承諾もなく勝手に連れていったら駄目でしょ。嫌がられるの当たり前でしょ。」





「え~どうして?承諾~?

だって僕、リリーの欲しいもの何でも出せるよ!

リリーの好きなアランにもなれるし!」

と言ってその幼児は突然アランの姿に変わった。





「いくら姿がアランになっても貴方はアランではありません。」叫ぶリリー。





「え~リリーは我が儘だなぁ~。」





「いやいやいや、我が儘なのは貴方でしょ!」と呟く桜。





「私はアランの元へ帰ります!」






「え~じゃぁアランもここに住んでいいよ~。」






「なぜそうなる。我は住まぬ。リリーも住まぬ。」





「え~じゃぁ異世界の魂さん一緒に!」





「住みませんっっっ!」

被せて力強く叫ぶ桜。





「え~、皆ひどーい。」





「いやいやいや、酷いのはきみだから…

話が進まない。

取り得ず……。

貴方、お名前は?」と桜。





「僕はスールだよ。」



……………………。





「なっ、スール神。」呟くアラン





「アラン様、スール神とは??」





「全てを司る神によりこの地を任された、神の13番目の子と言われている。

まぁ要は、我らの世界で崇められている神。スール神だな。」





「えっ神様………。

えっ、神様が人攫いなの………。

あっリリー様は人じゃ無くて龍だけど……

龍拐い……。」





「うーん。

僕が任されたのは見守る事なんだけど。

ただ見てるだけってつまんなくって。

誰か、僕と一緒に居てくれ無いかなぁ~て、見てて気になる人が居たら連れてくるんだけど、人も動物もすぐに消えちゃうんだよね~。

皆まだまだ、魂が弱いみたいで…

その点、リリーなら龍だから魂も強いし。

綺麗で優しいから良いなぁ~と思って。」






「いや、それ。魂が弱いとかじゃ無くて。大好きな人とか場所から無理やり連れ去られて絶望しただけなのでは??」





「えっ僕と一緒に居られるの嬉しいでしょ?だって皆、僕の事大好きで沢山お祈りしてくれるよ~!」





「いやっ大好きって、一緒に居たいの大好きじゃ無いと言うか………」





「えっ?みんな、お金持ちになりたいとか、好きな人と一緒に居たいとか幸せになりたいとかお祈りしてるでしょ。

だから、ここなら欲しい物も者もすぐに僕出せるし幸せでしょ?」





絶句して言葉を失う3人。






お読み下さりありがとうございます☆

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