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生きることを諦めた公爵令嬢はなぜか励まされる!  作者: Erriy
第2章 小さくなっていた。
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⑭闇の中 そして光へ




暗い

暗い

何処かに

私は在った。





ただ私はそこに在った。






かろうじて在るのは私と言う感覚。






ポチャン

ポチャンと何か。






あー音がするという感覚。






ポチャン、ポチャンが







しと、しとになり。






そこで私は思う。(誰かが泣いている…と)






しとしとが更に激しくなり






(あー探さなくっちゃと思う。

どうやって………。)






そう思うと。






先にほのかな光を感じる。






見るという感覚と共に、







体の感覚が戻る。







手。 私の手が見える。






1歩2歩と進む。






次第に私は走り出す。







光に向かって。







光の中には1人の少女が膝を抱えて泣いていた。






この子が誰なのかわからない。






分からないのに







自分もとても悲しい気持ちになり。







少女を包み込み背中をさする。







「大丈夫。大丈夫。」そう声を掛ける。







どれくらいそうしていただろうか?







▫▫▫▫▫▫▫▫▫





「ふむ。そろそろ良いだろう。」





そう声がして。





私は何かに掴まれた。





引かれる。





(あっダメッ。まだ離れられないの。

この子の側にいなくっちゃ。)




そう思うのだが、




更に引っ張られ。




少女から引き剥がされる。





「あぁ、リリアンヌっ。」




思わず叫ぶ。








泣いている少女がハッと顔を上げ、私に手を伸ばす。





寸でのところで、





ポンッッッと音がして。





私は放り出された。





と思ったら、





「おっと!!!」とキャッチされた。






ビックリし過ぎて目を白黒させていると、





目の前に肩の辺りで切り揃えられたサラサラ黒髪の美少年の顔が。。。





ジタバタしてみるが動けない。





何故なら私の体は、この美少年の手のひらにすっぽりと収まってしまっているから。





「はぁ。何でしょうか、この変わった生き物は?」





「さぁな、わからん?ただ悪い生き物では無さそうだ。リリーを守っていたようだぞ!」





その声に





「あっリリアンヌちゃん!ちょっとお兄さん、この手離して!」

ペシペシと美少年の手を叩く私。





美少年はワクワクした表情で私を離してくれる。





私は急いでリリアンヌちゃんの元へ。




リリアンヌちゃんの頬をペシペシと叩く。





(ん?リリアンヌちゃんのほっぺ?あれ?私の手?)





リリアンヌと自分の手を交互に見る。





「何でリリアンヌちゃんが目の前にいるの?

えっ私、体がある………。

えっなんで?どういう事ーーーー??」





プチパニックになり、1人叫んでいると。





「ふむ 。よく喋るな。少し静かにしてくれ。もう少しなのだ。」





と、上から声が降ってくる。











少し遅れてごめんなさい。


お読み下さりありがとうございます。

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