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⑬リリアンヌの望み


▫▫▫▫▫▫▫




気を取り直し王がリリアンヌに問う。





「リリアンヌよ、そなたの望みを聞こう。」





思考から意識を戻し




1度目を瞑り、大きく息を吐く。





王の目をしっかり見て話し始める。




「私が希望するのは、殿下との婚約の解消です。


殿下も私の事がお嫌いな様ですし、私も共に歩む未来が想像出来ません。」

(良く言ったわリリアンヌちゃん。)



「うむ。」と考え込む王。




そこへ、



「何を言うか、私は婚約の解消など認めぬぞ!

リリアンヌは私の物だ。」




「わっ私は物ではありません。」

(よく言った、偉いわリリアンヌちゃん。)




「黙れ!リリアンヌは私の言うことさえ聞いていれば良いのだ!」




何時ものようにリリアンヌに酷い言葉を投げかけ続ける。




リリアンヌも言い返そうと思うのだが、

(リリアンヌちゃん頑張って!)



今までの辛い日々がフラッシュバックし、身体が強ばり喉が締め付けられ言葉が出ない。

(リリアンヌちゃん。大丈夫よ!


リリアンヌちゃん!)




大人達が誰も王子を止めない。

(リリアンヌちゃん?)



公爵は王がどう出るかを見ていた。

(リリアンヌちゃん………。)




王は我が子のあまりの醜態に、発する言葉が出て来なかった。

(リリアンヌ………。)





聞こえていたはずの桜の声も聞こえない。





ほんの数十秒の事だった。




だが、そのほんの数十秒がリリアンヌを絶望させるには十分だった。




カイルが我慢出来ずに、王子とリリアンヌの間に入ろうとした瞬間…




リリアンヌは意識を手放した。





はっと息を飲み、リリアンヌを抱き止めるカイル。





リリアンヌを抱き上げ、




抱き締める。




それから、




王子を射殺さんばかりに睨み付ける。




「行こう!」




家族に声を掛け




そのまま、行ってしまった。




「あぁ、リリアンヌ………。」

と泣きながら付いていくオリヴィア。




娘の事になると、とたんにポンコツになってしまうのだ。





¤¤¤¤¤¤¤¤¤¤¤







リリアンヌが意識を手放してから3日。





リリアンヌだけでなく、桜も答えてはくれない。





王家からの呼び出しは全て断っている。





家族は順番に休みながらも常に誰かがリリアンヌの側にいた。




いつリリアンヌの意識が戻っても良いように。





アンも含め、





リリアンヌの側には常に人がいた。





そう、居たはずなのに。




3日目の夜にリリアンヌの姿はベットから消えてしまった。











お読み下さりありがとうございます。


投稿初心者につき、先ずは短編をと思ったはずなのに、、、

桜様が暴走し、オリヴィアが暴走し…

とうとうリリアンヌが消えてしまいました。

えっリリアンヌどこ行った…。

作中の皆のやる気が凄すぎて、まだお話しは続くようです。。。


何とか皆の行動力に筆者付いて行きたいと思います。


こちらで1章完結になります。

2章からもお付き合い頂けるととっても筆者が喜びます。


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