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戦国の世再び
天生元年〜慶長。
つまり、1573年〜1615年。
徳川家康が天下統一を成し遂げ、江戸時代を作り上げるまでの数十年、日本は争いの国となっていた。
安土桃山時代、通称『戦国時代』。
多くの名武将たちが己の武を信じ、天下統一を夢見て、傷つけ、傷つきながらも争ったそんな時代が確かにあった。
魔王、鬼、軍神、寅、独眼竜、多くの名をもつ大将たちもしかり、その武将を陰ながらに支えたものも少なくはない。
魔王・織田信長を支えた『明智光秀』、『森蘭丸』
魔王の家臣であった農民の子・豊臣秀吉をその智謀で支えた『竹中半兵衛』、『石田三成』
軍神・上杉謙信と共に正義を貫いた『直江兼続』
独眼竜・伊達正宗を信じ、忠誠を誓った『片倉小十郎』
甲斐の虎・武田信玄の家臣、熱き魂を秘めた『真田幸村』
後の天下統一を成し遂げた徳川家康に仕え、戦国最強と謳われた『本多忠勝』
戦国時代が終わり、安政の時代に入った平成。
ここにまた新たな争いが起ころうとしていた。