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第61話 幹部と戦闘

~春日はなside~


人々が操られて街を荒されたのでヒメギクちゃんと一旦別れ、私たち7人はアクドーを目の前に立って戦闘体勢に入る。


アクドーは玉座から離れず堂々と下の様子を伺ってやはりな…と独り言をつぶやく。


そしてヒメギクちゃんの戦闘が上手くいったのか突然黄金の光と黒い霧が現れ、その直後に大きな地震と黄金の光が降り注ぎ人々の魂は浄化していった。


それを知ったアクドーはようやく玉座から立ち上がり、軍配を仰いで私たちを見下すように諭した。


「人間たちよ…何故醜き人間の味方をするのだ…?我は忌々しき人間時代に人間の愚かさと醜さ、そして脆さを知った。そして絶望と失望し、悪魔となって転生しようやく力を得た。それなのに何故罪を背負いもがき苦しむのだ…?」


「確かに人間はこの頃秩序が乱れて地球を荒しているかもしれない…。それでもそれに気付いて反省し、地球のために頑張っている人間たちもいるし、全員がそうじゃないって事も知っているんでしょう?だったら悪いところばかり見ないでいいところも見てみようよ!」


「待ってはな!こいつにそう言ってももうダメだよ!きっと元々ネガティブな思考でいろんな苦労があって信じられなくなったんだよ!」


「ではあいつの好きにさせろと言うのか…?」


「ううん!だったら分からせるまでだけど…多分こいつじゃあ更生する気がないから討伐するしかないよ!」


「なら話が早いわね!アクドー!あなたの過去に何があったか知らないけれど、あなたの好きにはさせないわ!」


「やはり罪深いな…。死ねば何もかも楽になり、欲望に支配されずに済むのだがな…。だがそう死に急ぐことはない。我の相手をすれば貴様らなど赤子に等しい。それに二人ほど妖魔の力が厄介だ…そこでジッとしているといい。」


「え…?きゃあっ!」


「うわぁっ!」


「はな先輩!ひまわり先輩!」


「あなた…お二人に何をするのでございますか…!?」


「心配する必要はない。その二人にはジッとしてもらうだけだ。本来なら全員一人ずつ相手にしてもらいたいが、生憎我は罪魔の力の補充が必要でな。それに我が子は五人だ、二人余るしジッとしてもらうには丁度よかろう。貴様ら五人など殲滅は可能だが…貴様らの仲間とやらが死に、絶望に堕ちて我に憎しみを持って罪魔の力に支配されるのも悪くはあるまい。」


「やはり彼は性根が腐っているようだ…。私たちを死なせて彼女たちを憎しみに溺れさせようとしているんだね…。」


「先輩方はとくに妖魔の力がお強いです。だから最初からそれを狙っていたのでしょう…。」


「ならその幹部を殲滅するまでだ。心配するな、はな、そしてひまわり。私たちは死なない。私たちを信じてここで待っててくれ。月光花は月の光浴びて影を生み出し花として咲き誇るのだ。たとえ散ったとしても花は無限に子孫を残して咲き続けるのだ。」


「だから待っててほしいでございます。私たちの絆は彼らに支配されるほど安くはないでございます。」


「みんな…!」


「わかった!信じるよ!私たち二人の分まで絶対勝って!」


「では招集せよ我が子たちよ!月光花と名乗る連中に悪の裁きを与えよ!」


「ははっ!父上の仰るとおりに致します!」


「父さんの野望を私たちが叶えましょう。」


「パパが直接手を下す必要はないわ。」


「親父!俺様の活躍を見てくれよな!」


「そいじゃあ早速…戦闘開始ッス!」


「望むところだよ!私たちは君たちに負けないさ!」


「先輩方に託されたこの命…お守りしながら討伐します!」


「もう貴様らの好きにはさせないぞ!覚悟するがいい!」


「人間もそれほど悪くはないって思い知らせるでございます!」


「さぁみんないくわよ!月光花は人間と妖怪の絆がある限り無敵なんだから!」


「さぁその裁きの鏡に入るがよい。二人はそこであやつらの死を見届けるといい。」


「ふんだ!みんなはそう簡単に負けるように戦ってないもん!お前の思い通りになんかならないもん!」


「ひまわりちゃん…。」


「はなは昔から後ろ向きだからね。私だけでも前向きに振る舞ってないとみんなが不安になって戦いに集中出来ないからね。はなは不安だったとしてもみんなの事を信じられない?」


「ううん…。私のせいでみんなを巻き込んで申し訳なくて…何て声をかけたらいいかわからないんだ…。」


「ならこう言おうよ。いざとなったら脱出してアクドーを討つって。それに巫女としてのはな…カッコよかったじゃん。あの時みたいに正々堂々としていればいいんだよ。」


「ひまわりちゃん…ありがとう。自分の不甲斐なさに不安になっていたよ。みんな!私はみんなを信じています!必ず全員無事で帰ってきて!人妖神社の巫女としての呪術をここに発動します!」


「うむ!心得た!」


「後は任せてください!」


「君からエールとは心が踊るよ!」


「これで心置きなく戦えるわ!」


「感謝するでございます!」


こうしてみんなは裁きの鏡に入り、もみじちゃんはオロチマルと、つばき先輩はドクロスケと、るり先輩はサトリーヌと、わかば先輩はアマノジャークと、そしてすみれちゃんはオニゴローと共に消えていった。


私たちは蜘蛛の糸に縛られながらもみんなの無事を祈り、私はわずかな抵抗でみんなに呪術をかけた。


生きて帰ってこれなかったら私たち二人も死ぬ呪いをかけ、みんなと共にする覚悟を決めた。


幹部との決戦でみんなの運命は…?


つづく!

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