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ちょっとした持論  作者: 眠気に負ける人
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異世界における魔法や魔術といった、術について

久々のなろうへの復帰作です。匿名なのは、ご容赦を。

一年ぶりですね。これから、細々と更新していきます。

異世界と言うと、誰もが思いつくのは『魔法』でしょうか。魔法と言うと、科学では到底証明できない摩訶不思議な現象なのではないかと、私は考えます。

私のこの手の魔法や魔術などに対する考えは、某女体化英雄が沢山出るソシャゲや某十四歳神様の作品や変態と謎の塊の世界が元となっている事を前提で知っておいていただけると嬉しいです。


魔法と言うのは、前述通り科学では到底解説できない現象を指すと考えています。例えば、『光の矢』や『闇のエンチャント』などでしょうか。光は収束しても質量を帯びることはありませんし、闇はそもそも暗いだけです。稀に、闇は比喩として使われ本質はまた別の場所にあったりします。

そして、魔法とは基本的に魔力と魔法陣と詠唱を媒介として行使され、世界に現れます。それは、世界と言う人物に「こうこう、こういったことでこうだから火を出せ!」と聞いているのではないかと考えます。また、比較対象として魔術は『科学で行うことは出来るがその課程を略した行為』と考えています。こちらも同じく、魔力と魔法陣と詠唱を媒体として術を行使します。これを同じように世界を人と例えると「気体をイオン化して、プラズマを発生させて火を起こしてください」と言った感じです。


魔法は世界に対して強気に命令し、魔術は課程を細かく言ったうえで願い出ているような印象です。どちらにしろ、術や法を行使する際は一度世界を通さねばならないと考えています。こう考える事によって、魔法(魔術)の使えないフィールドに対しての説明がつきます。世界へ行使したい術への説明を行おうにも防音で声が届かないから使えない。こう考えると、それなりに納得がいきます。天然のフィールドでの魔法使用不可の場合も同じような構造ではないかと考えます。


では、どのように魔法を阻害しているのか。それは、多くの異世界で扱われる『大気中の魔力(魔素)』によるものと考えます。様々な作品では「大気中の魔素と言うのはとても薄く、呼吸と共に吸収することで少量の魔力を回復することが出来る」となっています。言ってしまえば、魔力が自然回復する理由はこれです。何処かの怪物狩人の様に寝たらすぐ回復なんて調子のいいことは、作品によってはありますがそうそうありません。では、何故寝たら魔力が回復するのかと言うと、寝ている間は魔法は行使されず魔力が消費されないからです。そして、魔力は消費される事無く呼吸と共に大気中の魔力を体内に少量ずつ吸収することによって魔力が回復する。そう、考えれます。


魔力ポーション。俗にいうMPポーションは濃縮された魔力が液体に変化したものでしょう。魔力は大気中の水素や酸素と同じ扱いです。つまり、集まればそれは液体になるのではないでしょうか。薬草から作られているMPポーションは薬草が光合成の際に吸収した魔力が原料なのではないかと。植物に存在する水分に魔力が溶け出し、それを濃縮した結果が薬草で作られたMPポーションなのではないかと。


この仮説を出すと、他の植物でも出来る事になると言われますが、その世界には最初から魔力が存在すると仮定すると、樹木や魔力を持たない花々は進化の過程で魔力を別の存在に変更する術を得たと考えた方が納得がいきます。現に、気の中には魔力を使い生きながらえる『魔樹』や『聖樹』などが存在します。逆に、魔力を持つ草などは魔力を持つことによって種の繁栄がより良くなるからそう進化したと仮定します。


では、大本の魔法についての話に戻しますが、魔法と言うのは世界に「出せ!」と言って行使しています。その対価に魔力を使います。つまり、星が負担する負債分術者から魔力が徴収されるのです。星への負担が大きければ大きい程、魔力の消費量は増え、小さければ小さい程、消費量は減ります。


仮定として、もし法の行使が術者のイメージによるものであり星を仲介しないものとなると。それは、星への予期せぬ負債となります。言ってしまえば、自分のクレジットカードが勝手に使われてて、知らぬ間に到底払える額ではなくなっているような状態です。この場合は、クレジットカードを星の容量、キャパシティであり、勝手に使われたというのが知的生命体による法の行使となります。負債と言うのは、本来そこに存在しないものを強制的に発生させたときに発生する歪み。矛盾です。

存在しない筈のものを、無理やり存在させるが為に起きたその矛盾は修正する為に膨大な力を必要とします。それは、魔物の大量発生や天災などで人間に降りかかるのではないでしょうか。


このままの勢いで、次に魔法と同様に多く見かける『聖女』が多く使う『奇跡』です。これは、神の加護を受けたものが使用できる。教会専用の術です。神へ、信仰心を捧げる代わりの対価として行使を許可される特別な術。それが奇跡です。これは、私の中での神と言う存在定義も踏まえての解釈になりますが、神とは人間によって生み出されたもの。あるいは、概念であると考えます。前者の場合は人によって「そうあれかし」と望まれ生まれます。原理としては、オカルトで良くある怨霊と似た原理です。人間の負の感情によって生み出された存在が怨霊とすれば、人間の願望によって生み出されたのが神なのではないかと。そして、生み出され、一つの個として成立すると存在理由である人間に力を与え自身を信仰させます。こうするのには理由があり、信仰心から生まれた神は信仰心が廃れれば存在を保てなくなり、消滅すると考えるからです。後者である、概念としての神。それは、ある意味日本的なのではないでしょうか。日本では、物全てに神が存在し、そこら辺の石ころにも石ころの神様がいると信じられていました。要は、付喪神です。こちらの神は信仰心は必要とせず、その世界を構成する一つの歯車(概念)としての役割が大きいです。コレは、世界を守る神々などに該当します。地球で言う、大地を支えるアトラスですね。存在そのものが、世界を支える柱の一つと言った考えです。

もっと、分かりやすくすると、世界と言う膨大なデータを処理するためのスパコンの一つです。


では、人間に奇跡を授ける神が女性の処女を大切にする等と言ったものがあるかと言うと、それはその神を生み出した時の大部分に存在する「このような存在だったら、処女は神聖なものに違いない」と言った思想でしょう。メタな言い方をしてしまえば、キリスト教を元に異世界で宗教を書いているのかもしれません。

また、神に感情が存在し人間を見下しているのか。という疑問に答えるには、成長と言う言葉を使うことが出来ます。しかし、コレは前者の身に言える事であり、後者に関しては後々の解説となります。では、何故成長という言葉を用いたかと言うと、前者は人間に「そうあれかし」と望まれて生み出されたといいました。つまり、それが答えなんです。生み出された。つまり、最初は赤子であり何もわからず、とりあえずちからを与える存在と「願われた」から奇跡を施す。そういった感覚です。しかし、神とは不変であり、不老です。人間は移り変わりながらその神を信仰します。そして、その自身を信仰する人間を見ていく内に神も成長するのです。そして、いつしか自身が超越した存在であることを自覚し、人間に対して横暴な態度をとるのでしょう。ここでは、魔法などの異世界で行使される術に対しての私の解釈なのでこの話はここで切ります。


結論を言うと、奇跡とは人間が願った「願望」であり願望で生み出した超常存在を媒体にして世界に対して術を行使していると私は解釈します。


では、次に一部の敵が使う黒魔術や呪術についての解釈となります。

どちらも、黒や呪と言う言葉が付いている事から負の存在であることは安易に想像できます。黒魔術とは、他者の魂を触媒として使うものが多く、他者を惑わす術が多く存在します。また、黒魔術はかなり大規模なものも存在しており、その規模によっては都市を一瞬で破壊できる術を行使する事も出来るものも存在します。これらは、本来行使する際に発生する矛盾を他者の魂。もしくは、自身の魂を対価に消し去り行使しているのでないでしょうか。黒魔術は、魔術と銘打っていますが行使している術の内容からして魔法と分類した方が妥当です。死者の肉体操作、魂の奪取、亡者の生成。どれも、科学的ではなく、過程以前に説明がつきません。何処かの製薬会社の特殊なウイルスではなく魔力をとおして使われるこれらは、負の感情に作用されます。感情によって作用されるのならば、まず魔術とは分類することは出来ません。魔術に感情は必要ない要素だからです。火をおこすのにも、風を起こすのにも感情は必要ないですよね?ただ、状況説明や過程説明に感情は不必要なんです。だからこそ、私は黒魔術は魔術では無く魔法であると解釈します。


では、次に呪術です。これは、読んで字のごとく呪いに特化した術です。こちらは、日本でも有名な藁人形やコトリバコなどが呪術に該当されます。前者に対して、後者は呪いが強く。また、その伝承そのものが地方でありご存じの方も少ないかもしれません。その場合は、自己責任となりますがネットでコトリバコと調べてください。流石に、私も言うのは憚られます。

気を取り直して、呪術とは呪いです。そう、完全たる負の感情によって生み出されたものなんです。また、これは様々な作品で魔法とは別系統で表現されます。そこから、私の考えを合わせた結果。呪術とは、奇跡なのではないかという考えに行きつきました。奇跡が「そうあれかし」と願われた結果であるように、呪術も「そうあれ」と願い負の感情が込められたものです。魔法陣を必要とせず、ものによっては詠唱を必要としない。純然たる感情によって生み出された術。それが呪術なのではないでしょうか。負の感情の大きさに比例して、呪いの効力も呪縛も強く大きくなります。それは、母体であれば子まで伝播するほどに、です。負の感情が空気中の魔力を介し相手へと行使される。それが、呪術のメカニズムなのではないでしょうか。


今回は、異世界における魔法や魔術といった術の類に関する私なりの解釈となりました。ここまで読んでくださりありがとうございました。

「これはどう考えているのだろう?」と思われましたら、遠慮なく感想などでお聞きください。

あと、この口調は次回崩れる気がします。


次回は、乙女ゲームについて私なりの解釈を垂れ流す予定です。

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