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20歳 金ケ崎の撤退戦4
僧侶は快く泊めてくれた。
寺の中で寝る準備をしてから、
簡単な食事をした。
京都の近くまで来ているとはいえ、
トラブルがないとは言えない。
食料は貴重だから節約しなければならないので、
全然腹の足しにならない。
その夜、信長様は安心したのか森蘭丸と始めてしまった。
雑魚寝のなかだ。
声を押し殺してもしていることはわかる。
次郎もその声を聞いたせいかムラムラしてしまい、
見張りと交代すると太助を呼び、
ケツを出させた。
次郎には男色趣味はないが、
緊急時だ仕方がない。
太助も嫌そうな顔をしたが、
あきらめて下ばきを脱ぎ始めた。
始めて具合が良くなっきたその時、
茂みの中から気配がした。