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ウソ

徐々に、変化はおきている。

そんなところだ。中学校なんて・・・


ワタシはトモダチの中で笑っている。でも、落胆していた。

全員みんながだんだん、同じに見えてきてしまう。

しゃべっていることは、同じ。

聴いている曲も、同じ。

髪型だって、そんなに変わりない。

人間、刺激がないと生きてけないらしい。


でも、そんな退屈した時にちょうど事件しげきはきた。


ワタシは、すぐに「ソレ」に興味を持った。なんのコトだか、前置きを読んでいれば、すぐにわかるよね。


そう、いじめ。


最初はじめは恐かった。


でも、学校という閉じられた空間ばしょでの、あそびだと思い始めた・・・。



ワタシは前から、キライな人がいた。

別にそこまでキライだった訳じゃない。

ちょっとしたすれ違いで、その子、中川麻衣は・・・。

1人目は、麻衣まいになった。

なぜ、1人目かというと、まだいるから。


一緒に登下校していた麻衣は、一言でいうと、オタクだった。

変なアニメが好きで、麻衣のする話と言えばそれくらいしかなかった。

それでも、ワタシは毎日一緒にはいた。

家も近かったし、麻衣の姉はワタシたちバレー部の先輩だったから。

それくらいの理由わけしかないけど、仲良くしといて損はないと思った。

多分、みんなそう思ってたよ・・・。


ある朝、麻衣は待ち合わせの場所に来なかった。

ワタシと麻衣は最初に2人で待ち合わせし、それから、柚と陸上部の子と合流していた。

だから、ワタシか麻衣のどちらかが遅れたりしたら、迷惑をかけてしまうのに。

そのときのわたしは、麻衣にどんな理由わけがあったのか心配もしないうちに

麻衣をおいて、柚たちの所へ、いってしまった。

もちろん、柚たちは麻衣のことを聞いてきたけど、

ワタシはウソをついた。

「麻衣は来ないって、」と、

今思えば、なんであんなすぐバレる嘘なんかついたんだろう。

2時間目が終わってから、麻衣は登校したらしい。

理由は具合が悪かった。

それだけ。

ワタシはなんのために、あんなでまかせの嘘なんかついたんだろう、って

とてもとても・・・。

しかも全然意味のナイ嘘なのに・・・。

だいたい、麻衣が連絡さえすればよかったんじゃないの?

置いていったワタシが悪者で、ワタシを待たせた麻衣は・・・??

おかしいじゃん、


  たった、ちょっとの軽い気持ちでついた、意味のない嘘がこんなになるなんて



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