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オニゴッコ

若干ですが、文章の書き方が違います。

「あんたさぁ、ばっかじゃね?」

頭にご丁寧にちりとりで集められた

ゴミを落とされる。

「しょーがなくね?だってコイツ」


ミカちゃんに嫌われたんだもん。


その一言だけで

人権なんて無視される。


なんで、あたしがこんな目に・・・。


「ねぇ、カナミ」

教室内がシィーン、と静まった。

そう、ミカだ。



「ワタシはね、カナミのこと嫌いになんかなってないよ」

ただ、遊びたいの、だめ・・・?


なんて、聞いているけど拒否権なんて0《ゼロ》だ。

わがままに聞こえても

誰もが許してしまうんだ。




ほら、さっそく始まった。

いじめ。ってやつ。

ワタシは言わなくても、柚が言ってくれたのかなぁ。

ふん、ゴミなんか被っちゃて、

あ、誰かがワタシのこと言ってる。

誰が、カナミのことを嫌いだなんで言ったのかな?



「ふざけないで、伊藤くん」

全員を見て、はっきり言う。

「むしろ、大好きだよ・・・カナミ!」

驚いている顔を今すぐ歪めたいくらいに!!!

「早く、はじめよう」



「おにごっこ」



「ルールは簡単だよ、ワタシがよーい、どんって言うから

 カナミは逃げるの。鬼はワタシ

 ほかは、罠を仕掛けるの!

 なんでもありだけど、殺しはダメだよ

 生きてるから、楽しいんじゃん!!」


「うち等はさんせ〜い」

「俺もする!!」

「みんなするよなぁ!?」


ほら「よーい・・・どんっ!!!」




殺される

殺される

逃げなきゃ

殺される



ミカは殺さないって言ってたけど、絶対ウソだ!!!

誰もたすけてくれない・・・!


どうしよう、

家まで足が持つのか?

全速力で走っていたって、捕まる。


ミカに?鬼に?なにに?


ボコられるのが怖いのか?

違う、

あの瞳が怖いんだ。


あの、なんでもほしいままの。

自身に満ちたあの瞳が恐いんだ・・・。





「ねー柚、あんたはおにごっこしないの?」


一人教室に残っていた柚に優が声をかけた。


「もう少し、したら、行くよ・・・」

「そう?じゃ、一応行ってくるわ〜」


行けない、行けるわけがない。


だって、窓の向かいにある第二校舎に、いる。

「なんで」




なんで麻衣がいるの?


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