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スタート

さぁ、今日からどうしようか。

ぜーんぶ

壊すんだったら、

早いほうがいいに決まってる。

カナミには、悪いけど。

ワタシには、夢のよう。


もう、終わらない。

どんどんミカはおかしくなってる。

アタシは

もう

ミカについていくしか、ないんだ。

カナミはどうなる?

しらない。

アタシには関係ないから。

ミカに嫌われないように。

・・・普通に、

生きていたいから。

麻衣みたいに

消されたくない。

カナミとは

仲良くしてたけど、

もう標的ターゲットだから。

逃げられなくなる。

コワイけど

憧れるから。


「柚ー!おはよー」

「・・・・・・」

カナミが精一杯の笑顔で

ついてくる。

さっさと

わかればいいのに。

「あ、ミカおはよ」

「おはよぉ、はやく行かないと遅刻しちゃう!」

ケータイを見ればもう

7時50分だった。

「ほんとうだー」

「ねぇなんで2人とも

 無視するの?」

アタシはミカの判断にまかせる。

じゃないと、

「あのねぇカナミちゃん、

 もういらないの。

 そーゆうトモダチってやつ。

 わかるかな??」

あははは、と

整った顔をわざと

崩して。

嗤った。


そう、この笑顔が全てを狂わせたんだ。


あたしもカナミも、

ミカも。

全員みんながそうだ。


狂ってる。

逃げたい。



気づいてる。

そう、これから

また

はじまるのよ。

地獄がね・・・。


そう、まだ始まったばかり。

あたしは

逃げては

いけないのなら、

ミカから

もう

逃げない。

あたしが、

終わらせて。

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