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メール

ワタシとカナミは、薄暗くなった道を歩いた。

「カナミ、柚のことなんだけど」

ワタシが

そういうと、

カナミはすぐこちらを

向いた。

その視線を

捕まえた。


もう、逃げないように。


「これからも

 一緒にかえろうねー」

柚はどうでもいいから、と

わらって、

言った。

「うん!

 だって、ミカもキライなんだよね」

なんだよ、こいつ。

「キライじゃ、ないよぉー

 だたしらないだけー」

ほんとにただの暇潰し。

それがなんだってんだ。

こんな、なにもわからないバカに

教える訳ねーだろ。




今度いまは、うちになったのかな。

だったら、麻衣みたいに反抗しないで、

大人しくした方が

いいにきまっている。

そうしたら、きっと

忘れてくれる。




カナミと帰ってみたけど、

つまんない。

なんだよ、この役立たず。

あーぁ、めんどい。

これだったら、

カナミよりも

顔が広い、柚といたほうがいいじゃん。

柚に、連絡メールしよう。

カナミ。

「あんたの話、つまんない」

笑えば、ものすごい華があるミカが、

無表情だと、恐い。

その顔で。

カナミは堕ちた。


ワタシはそれから、

校則違反のケータイを

だして、メールし始める。

もちろん、柚と。


:今日はほんとにごめんね”

 また、明日から一緒にいこう!!


そう、送った。

ワタシからは絶対に謝ったことはない、

だから。

効果は、絶大なんだ。


Re:うん、今日のミカは

  ちょっと冗談きついよー笑;;


そうだね。

まぁ、これくらい言える相手は

一応柚くらいだったし。

だからさ、

愉しいんだよね。

こうやって

騙されてくれる、と。


みぃんな玩具なんだよ。遊ばれて、捨てられて、

つまんない。

いらない。

ほしくない。


だから、

こんなとこには居たくない。


もう、どうでもいいや。


ぜんぶ全部。

壊してしまえ!!

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