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ゲーム

どこに、

ワタシはいるんだろう。

どうして

ワタシはここにいるんだろう。


あぁ、倒れたのか。

畜生。

なんであんなとこで

あんな醜態しゅうたいを・・・。

・・・とりあえず休もう。

疲れた、

カナミのことは後ででいいや。

落ち着こうとするほど、イラつく。

なんで

どいつもこいつも。


やっぱり

行動は早いほうがいいよなぁ

決めた。


今日からだ。

次は柚にしよう。

カナミに手伝わせよう、たのしい。

ワタシは急いで、保健室の安いベッドから飛び起きた。


そうして、みんなが部活をしているであろう

体育館にいった。

「あっ!!ミカ!!」

「ミカ、大丈夫なの??」

「急に倒れるから、心配したんだよ」


「うん、もう大丈夫だよ!」

はっ、うざ

ホントはこれぽっちも心配なんてしてないくせに。

「ねぇ、カナミ!今日一緒に帰ろう!!」

ほら、簡単にできるから。

「えっ!ゆ、柚は・・・?」

「しらない」

みんなびっくりした?

そりゃね。

「うん、ミカがそういうなら、」

だって仲良しなんでしょ?

それくらい、当たり前にできなくてどうするの?


部活はとてもいい不陰気ではなかった。



どうしよう、ミカだってゲームのつもりなんだよね。

だって前までは柚とベッタリ一緒で、

悠に相談まで

されたくらいなんだよ。

いきなり、そんなこと。

・・・でも

やんないと

今度は私になるの?

そんなのイヤだ、絶対に。

でも柚は、私に優しくしてくれたし。

でも私はしってる。

柚はミカと一緒になって

麻衣ちゃんを・・・、

やっぱり。

ミカなんだよね。



「あーぁ、部活なんてつまんないつーの!

 もっと面白いことしたいなぁ〜」

ワタシは大声でそういった。

そうしたら

みんなが寄ってきて、口々に話しかけてくる。

最近じゃ、2年もそうだ。

ただのバカかと

思ってたけど、

ちゃんとわかってたんだ。

3年はさすがに、関わろうとしない。

話しかけてくるときも、遠慮がち。

3年のひとりと仲良くなった時期があった。

そんときに、聞いた

高校生のアドレスなんかと

テキトーに

メールしていた。

それから

どんどん、輪がひろがって。

高校生とも仲良くなってよく遊んだ。

だから

ワタシは1年のなかじゃ

一番目立っていたんだ。

どうでもいい。

ワタシはワタシがたのしけりゃ、それでいい。

成績優秀にして、かわいく着飾って、トモダチがいっぱいで

それだけで

なんでも

手に入った。



「もう、帰ろう。カナミー」

カナミにむかって手招きをする。

「まだ部活、なんでもないよ帰ろっか」

「「さようならぁ」」

そういって、

柚を抜かして。


がんばれー

みてるから。

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