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チュートリアル1

『こんにちは!フェアリーオンライン略してFOの世界へようこそ!』


画面に妖精が現れた。


『私は案内役のピクと申します。よろしくお願いします。』


「よろしくー!!」


隣で奈由多がモニター相手に話していた。かわいい。

すると…


『大きなお返事ありがとうございます!一生懸命頑張ります!』


…え?

俺の画面はこんな言葉なかったぞ?

まさか自分で考えているのか?


「すごーい!!この子AIなんだー!!」


そうか、じゃあ俺も試してみるか。


「ピク、よろしくな。」


……なんにもしゃべんないぞ


「へへー、シカトされてやんのー」


イラッ


「おーい、返事してくれ―」


『あなたのアバターネームを教えてね』


「おお!返事したぞ!」


「いや、これは明らかに文章進めただけだよね?」


「やっぱり?ってかこのゲームにそんな機能あったのか?聞いたことないのだが…」


「うーん、確かに… じゃあちょっと調べてみるね」


奈由多はスマホを取り出し検索するが…


「うーん、どこにもそんなこと書いてないよー」


「なら考えられることはお前のソフトがおかしいのかピクが反応するのが当たり前なのかの2択だな」


「そーだね。この事はあまり触れないようにしないとね。

それはそうとしてアバターネームどーする?」


「そーだな、超武神エクスカリバーにしよっと」


「…まじでいってるそれ?ふつーに引くんだけど」


えー、かっこいいと思ったんだけどなー。

ま、奈由多に引かれたくねーからやめとこ。


「いや、冗談。KIRIとかどーよ?おれの『桐』って漢字『きり』って読めるじゃん」


「いいんじゃない?私は、うーん…AYUNAにしよ。」


「由来は?」


「反対から読んでTAYUNAはなんかださいからTを消したらいい感じになったから」


「なるほど」


『次は職業を選択してください。』


「これはさっき決めたからね。」


「そうだな。」


『次は付属品のVRヘルメットを装着してください。』


「えっと、はい、桐也」


「こんなものいつに間にもってきたんだよ!?」


「気にしない気にしない!」


こんなおおきなものさっきまでなかったよな!?


ヘルメットを装着し、数分後…


『このVRヘルメットにあなたの身体情報を登録しました。以後、VR機能でお楽しみいただくときにはこのヘルメットを装着してください。』


「VR機能はいつから使う?」


「そーだな、俺はある程度慣れてきてからだな。」


「えー、今から使おうよー!」


「いや、装備品が雑な状態で街中を歩きたいか?」


「ううっ、確かに」


『ヘルメットに付属品のUSBを差し込んでください。

身体情報の転送を行います。』


「ええー!顔バレしちゃうじゃん!」


「しょうがないさ。仮面付けたり軽く変装すればわからんだろ。」


「そこまでするなら顔バレを諦めるよ!」


「そーか。俺にできるだけ被害が及ばないようにしてくれよ。」


「努力はするよ。」


『全ての設定が終わりました。ではどうぞFOを楽しんでください。』





今回は長くなりました。

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